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『十二夜』をファッション業界を舞台に再構築! CHAiroiPLINおどるシェイクスピア最新作本日開幕

ぴあ

CHAiroiPLIN/おどるシェイクスピア『FEST∃~十二夜~』メインビジュアル

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戯曲や小説、絵本、マンガなどの作品世界を、ダンスを駆使して雄弁に描き出すカンパニーCHAiroiPLIN(チャイロイプリン)。主宰のスズキ拓朗は、ダンス×演劇の新たな可能性を打ち出す公演を続けながら、コンドルズの若手筆頭ダンサーとしても活動。さらに気鋭の振付家・演出家として外部でも注目される存在だ。そんな彼が、東京の劇場・あうるすぽっととタッグを組んでおくる新作『おどるシェイクスピア「FEST∃~十二夜~」』が10月14日(木)より開幕。「東京芸術祭2021」の1プログラムとして上演される。

本作は、スズキによる“おどるシェイクスピア”シリーズの第3弾で、これまで自身のカンパニーで『ロミオとジュリエット』と『ハムレット』の2作を上演。シェイクスピア作品を独自の視点と解釈で解体、再構築し、ダンスと演劇、映像と音楽などで様々な手法をクロスオーバーさせ、ポップかつ大胆に展開する好評シリ-ズだ。今回モチーフとなる『十二夜』は、双子の兄妹セバスチャンとヴァイオラが乗っていた船が難破し、生き別れとなってしまうことから始まる物語。ヴァイオラが兄の服をまとい男装したことで、すれ違いや勘違いが入り組み、混乱を巻き起こしていく喜劇だが、スズキは今回、ファッション業界を舞台とする作品に大胆に再構築。さらに、現代のジェンダー観に向き合いつつ物語を立ち上げていくという。近年、多様な解釈で上演される『十二夜』だが、“人間の性別”にスズキがどのように踏み込むのかにも注目したい。

出演はスズキほかCHAiroiPLINのメンバーに加え、イスラエルのカンパニー「MARIA KONG」など海外での活躍も目覚ましいコンテンポラリーダンサーの井田亜彩実や、2.5次元作品などで俳優としても活躍するコンドルズの香取直登、CHAiroiPLIN作品ではおなじみの劇団第0楽章の柏木俊彦も参加。さらに、クラシックバレエで培った技術と圧倒的な身体能力を活かして様々なジャンルで活動する福島梓、190㎝の高身長が放つ独特の存在感が光る劇団柿喰う客の村松洸希ら、バックグラウンドの異なる多彩な顔ぶれが集結。繰り返し上演されてきた傑作喜劇を、より賑やかにパワフルに魅せるステージに期待を。

文:伊藤由紀子

CHAiroiPLIN/おどるシェイクスピア『FEST∃~十二夜~』

2021年10月14日(木)~2021年10月17日(日)
会場:東京・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

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