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「いだてん」星野源は“マダムキラー”役?松坂桃李、松重豊も期待寄せる

ナタリー

18/12/14(金) 18:18

「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」追加出演者発表記者会見の様子。

NHK大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」の追加出演者発表記者会見が本日12月14日に東京・NHK放送センターで行われ、追加キャストの星野源、松坂桃李、松重豊の3人が、W主演を務める中村勘九郎、阿部サダヲと共に出席した。

宮藤官九郎が脚本を手がける本作は、オリンピックの知られざる歴史を描くドラマ。1912年のストックホルムオリンピックから、64年に東京オリンピックが開催されるまでを、落語家・古今亭志ん生が落語「東京オリムピック」として回想する形で物語がつづられる。

本日の記者会見では、まず星野、松坂、松重が挨拶。64年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で、最終スピーチを任された外交評論家 / ジャーナリストの平沢和重を演じる星野は「平沢さんのことを知れば知るほど人間的に素敵な人だなと思って演じさせていただいた……と言いたいところですが、この中でもっとも撮影していないのが僕。まだ2日しか撮っていません(笑)」と苦笑いし、「次の撮影は数カ月後ですが、とにかく平沢さんのことを調べ、その魅力の虜になっているので、演じるのが楽しみです」と思いを述べた。

阿部演じる田畑政治の秘書で、オリンピック誘致に貢献した岩田幸彰役の松坂は「通称“岩ちん”と呼ばれています」と役を紹介し、衣装合わせの際に“女性にモテる役”と聞かされたこと明かすと、「それ以外はわかりません」とコメント。阿部に視線を送りつつ、「以前阿部さんとは映画でご一緒したんですが、ものすごくゲスな役だったので、阿部さんの僕に対する印象は最悪だと思います。今回で阿部さんの信頼を取り戻して、一緒にオリンピックを目指していけたら」と冗談交じりに語った。

松重が演じるのは、東京のインフラ整備を推進した人物で、“オリンピック知事”とも呼ばれた東京都知事の東龍太郎。物語の後半に登場する松重は「後半の主役である阿部くんにいろいろ聞けばいいのかと思ったら、まあ阿部くんが何も知らないんですよね」と発言し、会場の笑いを誘う。「大丈夫かな?と思ったんですが、ついていけばなんとかなると思ってます。でも面白い作品になっているという自信はなぜかあるんですよ」と思いを口にした。

新たなキャストを迎えた阿部は「頼もしい方々だなと思います。“チーム田畑”って呼んでますけど、松重さんと松坂くんに囲まれると身長的に凸凹になって画的に滑稽で面白い」とアピール。日本で初めてオリンピックに参加した男・金栗四三役の勘九郎は、本作について「1話を拝見させていただいたんですが、チームワークができあがっていて、招致までの苦悩が見えてグッときました」と感想を口にし、新キャストたちに対しては、「一緒に宮藤さんの『いだてん』を作れることを楽しみにしています。タスキがつながるように前半のパートをがんばりたいと思います」と言葉に力を込めた。

記者から役どころについて問われた星野は、平沢和重の“お茶の間のマダムキラー”というキャラクター設定に対し、「パンフレットを読んで、今日知りました(笑)」と話す。松坂も自身が演じる岩田について「女性にモテるようなんですが、今のところ台本を読んでいる段階ではそういう描写はない。宮藤さんの脚本なので途中で変わる可能性もなきにしもあらずです」と述べつつ、「前回宮藤さんの作品では童貞役だったので、いつまた童貞設定がくるかと思ってます」と続ける。すると隣の星野も「僕も前に童貞役でした」と乗っかり、これを受けた松坂は「我々、(童貞役になる)可能性ありますね。臨機応変に対応したいと思います!」と前向きな姿勢を見せた。

阿部との共演で楽しみな点を問われた松重は「阿部サダヲさんという俳優は大好きなんですけど、今回特に期待してません!」と冗談半分に述べる。これに阿部が苦笑していると、松重は「海外ロケも敢行されたそうなんですが、海外ロケに連れて行ってもらえるだけの力量を見せていただきたいなと思います」とさらにジョークを交えて阿部に期待を寄せた。

会見では、星野ら3人に加え、新たなキャスト7人が発表された。志ん生の長女・美津子役を小泉今日子、第2代大日本体育協会会長の岸清一役を岩松了、大日本体育協会副会長・武田千代三郎役を永島敏行が担当。また森山未來演じる若き日の志ん生・美濃部孝蔵の噺家仲間である万朝役に柄本時生、四三の祖母・金栗スマ役に大方斐紗子、京都帝国大学教授・田島錦治役にベンガル、田畑の母・田畑うら役に根岸季衣が名を連ねた。

「いだてん ~東京オリムピック噺~」は1月6日より放送開始される。

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