Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

ぴあ

いま、最高の一本に出会える

「プロメア」トークショーの様子。左から大塚雅彦、今石洋之。

「プロメア」今石洋之が観客のリピート率に驚く「みんな僕より観てますね」

ナタリー

19/11/3(日) 12:25

「プロメア」のトークショーが、11月2日に北海道・新千歳空港ターミナルビルにて開催中の第6回新千歳空港国際アニメーション映画祭で行われた。監督の今石洋之、キャラクターデザイナーのコヤマシゲト、副監督の大塚雅彦、クリエイティブディレクターの若林広海が登壇した。

最初にMCが会場に「複数回観ている人は?」と聞くと数多くの観客が手を挙げた。その光景を見た今石は「すごいです。みんな僕より観てますね(笑)」と驚き、「完成するまでは死ぬほど観るんですけど、完成したものは劇場に行かないと観られないので」と話す。

制作中で印象に残っていることについて大塚は「過去にないくらい、つらくて大変だったんですけど……」と前置き、「前の席に座っていた若林に『俺のモチベーション上げること言って』と言ったら、すっごいめんどくさそうな顔をして。それが一番印象的ですね」と明かして観客の笑いを誘った。当の若林は「なんか言った気がするんだけど……。『この映画が完成して、みんなが観て楽しんでくれたらそれでいいじゃないですか!』みたいな」と当時の記憶をたどると、大塚は「そんないい話してたっけ?」とツッコんでさらに会場を沸かせる。

5~6年にも及んだ制作について若林は「3~4年目くらいには、いつになったらこのアニメを作り終えるんだろうと思った時期もありました」と振り返った。大塚が「『プロメア』の前に作り始めた作品が終わっても、まだ作ってるんだもんね」と同意すると、若林は「錦織(敦史)監督の『ダーリン・イン・ザ・フランキス』とかも『プロメア』の制作中だったので。そういうものがどんどん終わっていく中で、これは全然終わんないなと。ライフワークなのかなという気持ちになりました」と完成までの長い道のりを思い出していた。

一番最後に出てくる大きい“何か”のデザインについて回想したのはコヤマ。「自分と今石さんがデザインしたくて楽しみにしていたものだったんです」と説明する。続けて「ほかのキャラクターができるまで、それを最後にとっておこうと。そしたら『SSSS.GRIDMAN』の監督をやってる雨宮(哲)が会議室に入ってきて、『こういうの出るんですね』と僕たちの目の前で一発目に描いちゃったんですよ」とうらめしそうに言うと、今石は「最初においしいデザートを全部食べていきました」と頷いた。

また今石は海外での上映イベントを思い返し、「勝手に応援上映やってるんですよ。日本だと拍手するのも最後くらいなので、ああいう雰囲気はうらやましいですね」と笑顔を浮かべる。「大きなものが登場したり、形勢が逆転したりすると『イエーイ!』と叫んで、中盤の氷の湖でガロとアイナがキスしそうになる場面では『アアー』みたいな声が出るんですよ」と現場を再現して場内に笑いを起こした。

「プロメア」は全国で公開中。

(c)TRIGGER・中島かずき/XFLAG

アプリで読む