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アンネ=ゾフィー・ムター ヴァイオリンの女王が祝うベートーヴェン生誕250周年

ぴあ

20/2/14(金) 12:00

アンネ=ゾフィー・ムター (c)サントリーホール

世界のビッグアーティストの“今”に焦点をあて、その音楽を多角的に捉えて披露する「サントリーホール スペシャルステージ」2020年は、“ヴァイオリンの女王”アンネ=ゾフィー・ムターの登場だ。

弱冠13歳の時に伝説の指揮者カラヤンに見いだされ、その後も順調にキャリアを重ねてきたムターの実力は折り紙付き。そのムターによる、ベートーヴェン生誕250周年プログラムは、「協奏曲」、「室内楽曲」&「リサイタル」の3つのステージによってベートーヴェンの魅力に迫るメモリアルイヤー屈指の注目公演と言えそうだ。新日本フィルハーモニー交響楽団との共演による「協奏曲」はもちろん、イェウン・チェ(ヴァイオリン)、ウラディーミル・バベシコ(ヴィオラ)&ダニエル・ミュラー(チェロ)の名手共演で贈る「室内楽」に、ランバート・オルキス(ピアノ)とのリサイタルの3公演は、どれを選んでも満足できること間違いなし。

多彩な音色、完璧な技巧、卓越した表現力、豊かな音楽性のすべてを兼ね備えた “ヴァイオリンの女王“の今を堪能したい。

●公演概要
「アンネ=ゾフィー・ムター~ベートーヴェン生誕250周年記念~/サントリーホール スペシャルステージ2020」
・2月20日(木)サントリーホール 大ホール 「協奏曲」
・2月22日(土)サントリーホール 大ホール 「室内楽」
・2月24日(月・祝)サントリーホール 大ホール 「リサイタル」

●アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)Anne-Sophie Mutter, Violin

(c)日本美術協会/産経新聞

40年以上に渡り、世界の主要コンサート・ホールで活躍する国際的な著名人であり、ソリスト、指導者、そして先見の明を持つ存在としてクラシック音楽シーンに足跡を残してきた。4回のグラミー賞受賞者として、過去の作曲家による作品の演奏と同様に、未来に向かう音楽へも熱心に取り組んでおり、これまでに、ウンスク・チン、カリアー、デュティユー、グバイドゥーリナ、ルトスワフスキ、モレ、ペンデレツキ、プレヴィン、リーム、J.ウィリアムズといった作曲家たちの28作品の世界初演を行ってきた。

また、世界的に知られているアンネ=ゾフィー・ムター財団を通して、数多くの慈善プロジェクトや次世代の音楽家の支援にも力を尽くしている。

2019~20のシーズンには、年間を通じて、ベートーヴェンの生誕250周年を記念する公演を行う。その皮切りとして、19年9月にモントリオール交響楽団、シンシナティ交響楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏。19年10月には、カーネギーホールのシーズン幕開けのコンサートとして、ウェルザー=メスト指揮クリーブランド管弦楽団とベートーヴェンの『三重協奏曲』を演奏する。続いて、ケルン、パリ、ベルリンで、バレンボイム、ヨーヨー・マ、ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団と『三重協奏曲』を共演。その後、オルキスと共に中国、韓国、台湾でのリサイタル・ツアーを開始、ベートーヴェンの「春」と「クロイツェル」ソナタを演奏し、20年1月に北米5都市を廻るリサイタル・ツアーでもこのプログラムを演奏する。

19年1月27日には、サンフランシスコで、ヴィトマンの『スタディー・オン・ベートーヴェン』(弦楽四重奏曲第6番)の世界初演をベートーヴェンの弦楽四重奏曲と共に演奏し、20年1月30日にはカーネギーホールでこの作品のニューヨーク初演を行う。このプログラムはムターの20年春のスケジュールのベースとなるもので、東京、ウィーン、ハンブルク、フランクフルト、ベルリン、バルセロナでも演奏される。

シーズンを通してベートーヴェンを記念する一連の公演は20年の5月と6月に、ホーネック指揮ロンドン交響楽団、ルイージ指揮デンマーク国立交響楽団、ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団、タウスク指揮バンクーバー交響楽団、ネゼ=セガン指揮MET管弦楽団、ホーネック指揮ピッツバーグ交響楽団とのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の共演で、最後の盛り上がりを迎える。また、アンネ=ゾフィー・ムター財団のアンサンブルであるムター・ヴィルトゥオージを率いて、19年10月と11月に、同アンサンブルの南米デビューとなるツアーを行う。

19年8月30日、J. ウィリアムズによる最も有名で人気のある映画音楽の代表作を集めた『Across the Stars』をドイツ・グラモフォンからリリース。

18年3月には、ドイツ人アーティストとして初めて、ポーランド共和国文化勲章「グロリア・アルティス」を、19年6月には、重要な文化的貢献をしたクラシックとコンテンポラリー両方のアーティストに贈られ、垂涎の的であるポーラー音楽賞を受賞。このほか、ドイツ連邦共和国功労勲章、フランスのレジオン・ドヌール勲章、バイエルン功労勲章、オーストリア共和国有功栄誉金賞など、数多くの賞を受賞している。19年10月に高円宮殿下記念世界文化賞を受賞。

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