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リトル・ジョー

20/7/14(火)

(C) COOP99 FILMPRODUKTION GMBH / LITTLE JOE PRODUCTIONS LTD / ESSENTIAL FILMPRODUKTION GMBH / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019

遺伝子組み換えという科学の力によって人工的に“幸福感”を得ようと開発された美しい花“リトル・ジョー”を中心に、どこかお伽話のように不穏な空気が漂う日常を描いた『リトル・ジョー』も第72回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、バイオ企業で“リトル・ジョー”開発に取り組む研究者アリスを演じたエミリー・ビーチャムはカンヌ国際映画祭女優賞に輝いた。 そしてTHE WRAP誌が評しているように“未体験の不気味さ”が漂うこの映画は美術、衣裳、映像のすべてがアート感覚にあふれており、なおかつ監督のジェシカ・ハウスナーが「最も影響を受けた映画作家」と公言している実験映画の鬼才マヤ・デレン監督の音楽で知られる日本人作曲家、故・伊藤貞司の和太鼓や尺八、琴などを使った音楽が現代を舞台にしたスリラーの中に小泉八雲的な怪談の雰囲気を出しているのがとてもいい。観なければその魅力がわからない不思議な映画だ。

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