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堀田真由、代理母出産描く初主演ドラマに込めた思い 「考えるきっかけになってくれれば」

リアルサウンド

21/3/24(水) 8:00

 第32回フジテレビヤングシナリオ大賞『サロガシー』が、3月24日24時55分からフジテレビにて放送予定だ。坂元裕二、野島伸司、橋部敦子、浅野妙子、黒岩勉といった数々の人気脚本家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」。本作は、昨年の第32回で1567の応募作品の中から大賞に選ばれた、的場友見の脚本をドラマ化したもので、サロガシー(代理母出産)やLGBTQをテーマに、家族のあり方を描く。

 現在公開中の『ライアー×ライアー』をはじめとする映画やドラマはもちろん、昨年からは『non-no』の専属モデルに起用され、『ゼクシィ』の13代目CMガールにも選ばれるなど、多方面で活躍している堀田真由が、本作でドラマ初主演を務めた。撮影に入る前の堀田に、ドラマ初主演の心境や、役を演じる上での考え方などを聞いた。【インタビューの最後には、コメント動画&サイン入りチェキプレゼント企画あり】

「家族って、一番近い存在なんだけど、一番遠いような存在でもある」

ーーこういった社会的なテーマをダイレクトに扱った作品に出演するのは、これまであまりなかったですよね?

堀田真由(以下、堀田):そうですね。社会的なテーマを扱った作品に出演することがこれまでほとんどなかったからこそ、自分自身でもずっとこういう作品に出たいと思っていました。私が役者になろうと思ったきっかけが、作品を通して心を動かされたことだったので、一人でも多くの方の希望になるような作品が作れたらいいなと思いました。

ーー扱っているのは、サロガシー(代理母出産)やLGBTQなど、ここ数年より議論が活発になっている社会問題です。

堀田:最初に脚本を読んだとき、実際に代理母出産をされた方やLGBTQの当事者の方がどう思われるのかが気になりました。撮影は明後日からなんですが、当事者の方にこの作品がどう響くのかはいまも怖さがあって、そこは丁寧にやらないといけないなと思っています。でも、どんな作品であれ意見は人それぞれ分かれるものだと思うので、“この作品が全て”ということではなく、“こういう選択もある”というふうに観てもらえたらうれしいです。私自身、代理母出産は知っていましたが、この作品のお話をいただくまで「サロガシー」という言葉は知らなかったんです。言葉を知っていただくだけでも社会に対する大きな一歩だと思うので、とにかくまずは観ていただいて、考えるきっかけになってくれればいいなと思っています。

ーー今回堀田さんが演じる江島環は28歳という設定です。現在22歳の堀田さんからしたら、かなり年上の役ですよね。

堀田:ここ最近は、実年齢よりも下の役を演じることが多かったので新鮮です。でも、私自身は年上の役を演じる方がやりやすいんですよ。

ーーそうなんですね。それはなぜ?

堀田:自分自身がそういうタイプではないので、若い子のキラキラした感じを出すのが結構苦手で(笑)。『わろてんか』(2017年~2018年/NHK)ではひとつの作品の中で10代から50代くらいまでを演じたこともありましたが、自分自身は年上の役を演じる方が得意かもしれません。

ーーでも、年下の役だったら自身の経験を役に反映させることもできますが、年上となると想像してやるしかないので、その分リサーチが必要になりますよね。

堀田:そうなんです。今回は代理母出産をする役柄で、私自身は子供を持ったことがないのでその経験は得られないんですけど、いただいた台本だけでは分からない情報は、書籍を読んだり映像を見たり、実際に経験された方から話を聞いたりして補っていきました。母に、私を産んでくれたときの話を聞いたりもしました。あと、昔から人の動作を観察をするのが好きなので、そういう部分も役作りに活きていると思います。

ーーそれこそ『サロガシー』は“家族のあり方”を描いた作品でもありますよね。今回の作品を通して、家族について何か考えることはありましたか?

堀田:家族って、一番近い存在なんだけど、一番遠いような存在でもあると思っていて。もちろん家族が一番の理解者なので、特にこういうお仕事をしていると家族に相談することも多いんですけど、かといって全て本音で話しているかと言ったら、あえて言っていないこともあるだろうし……。家族の中でも、お互いに気遣いをしたり、優しい言葉をかけ合うことは大事なんだなと思います。この作品で描かれているのはひとつの家族の形ですが、皆さんそれぞれが思う家族の形があると思うので、ドラマを観終わったときに、「こういう形もあるんだな」と感じていただけたらうれしいです。

「主演だったり助演だったり、立ち位置に関するこだわりはない」

ーーこの作品が堀田さんにとって初のドラマ主演作ということも大きなトピックですよね。初主演のプレッシャーはありますか?

堀田:主演に対する気負いや不安は一切ありません。「堀田真由を主演に」と言ってくださった時点で、皆さんが味方であり、やるからには自分自身の中で正解にするしかないと思っています。これまでは主演じゃない立ち位置で、全体のバランスを考えたりしながら演じることが多かったんですけど、主演はその物語の主人公でもあるので、そこは丁寧に演じていかなければならないなと思っています。メンタル的な部分ではこれまでの作品と全く変わらないですね。

ーー傍から見ると、映画の主演に続き今回ドラマの主演を初めて経験されて、役者としてのステップがまたひとつ上がったように見えます。

堀田:私自身は、主演だったり助演だったり、立ち位置に関するこだわりはないんです。ただ、脚本を読ませていただいて、その作品が面白かったり自分が演じたい役柄だったら、「この役は他の人にはやらせたくない!」とは思います。今回の『サロガシー』も、心から自分がやりたいと思ったので、そういう作品や役へのこだわりは強いかもしれません。

ーー撮影はこれからということですが、放送後の反応も楽しみですね。

堀田:TwitterやInstagramで送ってくださるコメントやDMなど、作品を観ていただいた方の反応は全部チェックしているんです。自分自身にはない視点から作品を観てくださる方もたくさんいるので、“気づき”にもなるんですよね。いろいろな言葉をいただくのですが、役を通じて「怖かった」とか「嫌だった」と言っていただけると、自分のお芝居が成功したと思えるので、そういうコメントをいただけるとすごくうれしくなります。今回もそういったコメントをいただけるように頑張ろうと思います。

ドラマ『サロガシー』堀田真由から独占コメント映像到着!

■放送情報
第32回フジテレビヤングシナリオ大賞『サロガシー』
フジテレビにて、3月24日(水)24:55~25:55放送(関東ローカル)
※『世界フィギュアスケート選手権2021』により時間変更の可能性あり
出演:堀田真由、細田善彦、田村健太郎、猪塚健太、松本若菜、井上肇、宮田早苗、斎藤工(友情出演)
脚本:的場友見
プロデュース:荒井俊雄
演出:清矢明子
(c)フジテレビ

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