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峯田和伸(銀杏BOYZ)のどうたらこうたら

峯田和伸ゼミ③ 「石」に隠された秘密

毎週連載

第90回

前回は地下世界の人たちが、さらに進化すると、結局動かなくなってやがて石になってしまう……という話で終えました。今回のゼミはこの続きです。

博物館とかに行くと、何百万年も前の恐竜の骨を今でも見られるじゃないですか。でも、どうして何百万年も前の骨が今日まで残され続けたか疑問に思いませんか? これね、今でも残され続けている骨って、石と骨がくっついたものに限ってのものなんです。つまり、今博物館で見られる恐竜の骨は、石と骨がくっついて化石になったものなんですね。

石っていうのは鉱石のことだけど、これは永遠に力を持つもので、命を永遠にすると言われています。人間とか生き物の欲求の根源は「永遠に生きたい」っていうことです。でも、地上世界では今のところみんなに等しく命は有限じゃないですか。「永遠に生きたい」と思っても、永遠には生きられないわけです。

でも、唯一これを果たせることがあるんですね。それは石と同化すること。仮に命がなくなったとしても、地下世界で石と同化すれば、永遠になってしまうわけですよ。

石っていうのはこの星が誕生した何兆万年から、その総量は変わっていないんです。砕いても砕いても、総重量は変わらない。言っちゃえば、石こそが永遠なんですね。

地下世界に潜って永遠になった、僕らの子孫の子孫の子孫の子孫は、もうすでに石になっててさ、地下の海水に混じりプランクトンになり、プランクトンから魚類になり、さらに陸に上がって哺乳類になり、やがて人間になっていく。

つまり、進化論っていうのは横一列であり、実は命って常に循環しているわけですね。

ところで、石が永遠っていうことにいち早く気づいた人は太古の時代にすでにいてさ。イギリスにストーンヘンジっていうのがあるでしょう。あれは世界最古の遺跡って言われているけれど、あれを残した奴らはさ、その時代にしてすでに「石にメッセージを吹き込めば、僕らのメッセージは永遠に残る」ってことに気づいて残そうとしたわけ。これはフリーメーソンも言ってるんだけど、彼らもまたもともとが石工職人だからね。だから、フリーメーソンも「石の命が永遠である」ってことを知っていたのかもしれません。

またさ、石のことを日本語で言うと「いし」って発音するでしょ。これにも実は関連が隠されているんです。

地上で最初に発明された言語は今で言うギリシャ語になるんだけど、その言葉に日本語の「いし」と全く同じ発音の言葉があるんです。「ICI」って書くんだけど、これ、どんな意味かと言いますと「ここにいる」っていうことなんです。

日本人の祖先をずっと辿っていくと、ユダヤ人にたどり着くっていう説があるけど、フリーメーソンってユダヤ人でしょ。だから、日本の古い社会にも実はこのフリーメーソンが深く関与していたとも言えるんだけど、そこでもやっぱり「いし」の暗号を伝えていたのかもしれませんね。

石っていうのは石だけど、同じ発音で「意志」っていう言葉もあるでしょう。これも全部関係してるかもしれません。つまり、あらゆる日本語の言語には、実は秘密が隠されているってことなんですね。

(峯田和伸ゼミ・次回につづく)

石に隠された大変な秘密に皆さんも気付いてください。

構成・文:松田義人(deco)

プロフィール

峯田 和伸

1977年、山形県生まれ。銀杏BOYZ・ボーカル/ギター。2003年に銀杏BOYZを結成し、作品リリース、ライブなどを行っていたが、2014年、峯田以外の3名のメンバーがバンド脱退。以降、峯田1人で銀杏BOYZを名乗り、サポートメンバーを従えバンドを続行。俳優としての活動も行い、これまでに数多くの映画、テレビドラマなどに出演している。


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