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『デジモン』劇場版最新作は“始まってすぐ膝から崩れ落ちる”!? 松岡茉優「冒頭からタコ殴り」

リアルサウンド

20/2/5(水) 10:15

 2月4日、東京・新宿バルト9にて『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』の完成披露舞台挨拶が行われ、八神太一役の花江夏樹、アグモン役の坂本千夏、ゲスト声優としてメノア・ベルッチ役を演じる松岡茉優、監督の田口智久が登壇した。

参考:劇場版『デジモン』最新作の前日譚となる短編アニメがWebで公開 第1話は空の物語を描く

 本作は、1990年代に人気を博した携帯型ゲームに基づく大ヒットアニメーションシリーズの劇場版最新作。少年だった主人公・太一(声・花江夏樹)と仲間たちの10年後にスポットを当て、デジモンとの交流や、そこに襲いかかる危機を描く。

 TVシリーズ20周年の節目に制作された本作。TVシリーズからアグモンの声優を務める坂本は「TVシリーズをやっているときは、世の中にこんなにもデジモンを好きな方がいらっしゃるとは知らなくて、こうしてみなさんの顔を拝見しながらこの場に立ててびっくりしています。20年はすごく長い年月なので、子どもの頃に見てた方々がこんなに立派になって、お子さんも一緒に観るというお話を聞くと、本当にやってよかったなと思います」と感無量の様子。

 松岡は「ファンとしてはこの映画ができるというだけでも楽しみでしたし、現場に行くと、監督をはじめ、当時子どもだった方々がスタッフになっていて、そこに当時からの関プロデューサーやベテランのスタッフさんが一緒になって制作していました。子ども心を思い出させてくれるし、もう一歩大人にしてくれるし、最高な映画でした」と20年の時が繋げた作品であることを強調した。

 すでに本作を鑑賞しているキャスト陣は、映画の感想を聞かれると、「監督は本当にデジモンが好きなんだなと。ファンのみなさんがオッとなるようなシーンの連続で、今回はキャラクターデザインを含めて初代の映画に近いような雰囲気があって、線の色とかを見ているだけでもウルッときてしまいました」(花江)、「あんなに泣くとは思わなかったくらい泣いてしまいました。みなさん覚悟してください」(坂本)、「始まってすぐ膝から崩れ落ちます。冒頭からタコ殴りです」(松岡)と、思いおもいに絶賛。それを聞いた田口監督は「僕は(プレッシャーで)死ぬんですかね?」とタジタジの様子で、会場は笑いに包まれた。

 『デジモン』シリーズに共通するキーワード“進化”にちなみ、今年進化したいことを聞かれた登壇者たち。花江は「人見知りで壁を作りがちなので、今年はすぐに仲良くなるように」とコミュニケーションを課題にしているよう。松岡は、現在花江がMCを務める『おはスタ』(テレビ東京系)の元レギュラーメンバー。「山寺宏一さんには本当にお世話になっているので、山ちゃんにデジモンを観てもらって私自身進化したいなと。親孝行です」と思いを語った。

 最後に、登壇者の好きなデジモン・キャラクターを一斉に発表。花江は説明不要と断った上で「ウォーグレイモンが嫌いな男はいないと思います」と断言。これには観客からも同意の拍手が巻き起こった。好きなキャラクターは自身が演じた太一。「みんなを引っ張っていくようなカリスマ性もカッコよさもあり、小学生の頃に憧れました」と語った。坂本は、好きなキャラクターに相棒の太一を挙げ、「大好きなんだからしょうがない」と20年間に及ぶ愛を明かした。松岡は「エンジェウーモンが一番だったんですが、今作を観てアグモンがヤバいです。現場からは以上です」と報告。それを受け坂本が「そういう作品なんです。ありがとうございます監督」と改めて感謝を述べた。

 最後に松岡は、「デジモンが大好きだったあの頃の子どもを代表して務めさせていただきました。前進する力が大好きです。今回でもどんな状況でも、前に進むタイチとヤマトに、大人になった今でも勇気付けられました。楽しんでいってください!」と締めくくり、舞台挨拶は幕を閉じた。

(取材・文・写真=安田周平)

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