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“境界線”に注目した、藤田貴大の子供から大人まで一緒に楽しむ演劇第2弾

ナタリー

20/3/10(火) 15:39

「かがみ まど とびら」ビジュアル(宣伝美術:名久井直子)

「かがみ まど とびら」が5月3日から6日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホール、9・10日に同・吉川市民交流センターおあしす 多目的ホールにて上演される。

マームとジプシーの藤田貴大が作・演出を手がける本公演は、「めにみえない みみにしたい」に続く、“子どもから大人まで一緒に楽しむ演劇”の第2弾。今回は、これまでも藤田作品でモチーフになっている、内と外の境界線である“鏡、窓、扉”に注目した新作を立ち上げる。

上演に際し、藤田は「いま、ありとあらゆる目に見えない線が、たとえばわたしとあなたのあいだにも複雑に張りめぐらされている。そしてその線という線は、それぞれあっちとこっちの境界になってしまっている。でもおもうのだ、そもそもさいしょは境界なんてなかったのではないか」「かがみのなか。まどのそと。とびらのむこう。わたしたちは生まれてからここまで、なんどくりかえして、辿りついただろう」とコメントしている。

音楽を原田郁子、衣装をsuzuki takayukiが手がけ、出演者には伊野香織、川崎ゆり子、成田亜佑美、長谷川洋子が名を連ねた。なお4月12日には、関連企画「地図のワークショップ」が彩の国さいたま芸術劇場 中稽古場1で開催される。対象は埼玉県内在住在学の小学生で、応募受付は3月31日まで。応募の詳細は、彩の国さいたま芸術劇場の公式サイトにて確認を。

藤田貴大コメント

いま、ありとあらゆる目に見えない線が、たとえばわたしとあなたのあいだにも複雑に張りめぐらされている。そしてその線という線は、それぞれあっちとこっちの境界になってしまっている。でもおもうのだ、そもそもさいしょは境界なんてなかったのではないか。生まれたばかりのあのころ、まだ見ぬ向こうがわを想像してはわくわくしていた。線は、さいしょは境界ではなかった。けれども線は、やがて面となって、そして立体が構成されていく。そこには内と外があるのだと知る。かがみのなか。まどのそと。とびらのむこう。わたしたちは生まれてからここまで、なんどくりかえして、辿りついただろう。きょうもまた内から外へ。ここまで足を運ぶことができたから、こうして待ち合わせることができた。

「かがみ まど とびら」

2020年5月3日(日・祝)~6日(水・振休)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

2020年5月9日(土)・10日(日)
埼玉県 吉川市民交流センターおあしす 多目的ホール

作・演出:藤田貴大
音楽:原田郁子
衣装:suzuki takayuki
出演:伊野香織、川崎ゆり子、成田亜佑美、長谷川洋子

※2020年4月1日追記:新型コロナウィルスの影響で、彩の国さいたま芸術劇場での公演は11月に延期、吉川市民交流センターおあしすでの公演は中止になりました。

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