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カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―

20/7/31(金)

カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇― (C) 2019 ACE PICTURES ENTERTAINMENT LLC. All Rights Reserved

『スリザー』や『ブライトバーン』など、米国の田舎町を舞台にした侵略系SF映画に当たりは多く、これもそんな1本。 本作のエイリアンは“色”。あらゆる色を発して農場の人々を狂わせていくのだが、そのビジュアルが60年代、80年代風なのだ。色と光の洪水はサイケデリックで、色に襲われてモンスターに変身する動物や人間のグロテスクな姿は『遊星からの物体X』などの特殊メイクマン、ロブ・ボッティン風。都会が舞台ならチープに感じるかもしれないが、田舎だとちゃんとマッチしている。当時、そういう映画のファンだった者にとって、これはかなり魅力的だ。 原作はラヴクラフト。それに関する“遊び”も隠されていれば、ニコケイの大熱演も観られるしで、ひと言で言うとおたく心をくすぐるホラー映画なのである。

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