聴者の監督が見つめた耳の聞こえない両親の世界「きらめく拍手の音」再上映
21/1/5(火) 12:55
「きらめく拍手の音」ビジュアル
山形国際ドキュメンタリー映画祭2015のアジア千波万波部門で特別賞を受賞した「きらめく拍手の音」が、1月9日から15日にかけて東京・ポレポレ東中野で再上映される。
2017年に劇場公開された本作は、ろう者の両親を持つ聴者の監督イギル・ボラが、自らの葛藤と両親の世界、そして手話の魅力を見つめたドキュメンタリー。映画完成後に韓国で出版された書籍「きらめく拍手の音 手で話す人々とともに生きる」が日本で昨年12月に刊行されたことを記念した再上映となる。同書では手話を“母語”とし、幼い頃から両親の通訳を担ってきたイギル・ボラが「コーダ(ろう者の両親のもとに生まれた聞こえる子)」と呼ばれる存在を知り、自身の家族をテーマにした映画を制作するまでの思いがつづられた。
「きらめく拍手の音」は連日20時より1日1回上映。初日には監督による舞台挨拶も予定している。
(c) 2014 낭만회관
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