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箱根・彫刻の森美術館に壮麗な光のアートが出現!

ぴあ

19/12/5(木) 0:00

ガブリエル・ロアール《幸せをよぶシンフォニー彫刻》

箱根・彫刻の森美術館は、箱根の山々を眺める広大な庭園に、近・現代を代表する彫刻家の名品約120点が点在する野外美術館。四季折々の豊かな自然とともにダイナミックな彫刻を楽しめるのが一番の魅力だろう。

そんな彫刻の森美術館でクリスマス時期に開催されるのが、ライトアップにより彫刻が鮮やかに浮かび上がる『箱根ナイトミュージアム』だ。

3回目となる今年はライトアップのエリアを拡大。さらに今回初めて、ステンドグラスの塔《幸せをよぶシンフォニー彫刻》がライトアップされる。

ライトアップを手がけたのは、光のアーティストとして知られる高橋匡太。広大なエリアの中で3つの場面転換を設定し、彫刻たちを登場人物に見立てたドラマチックな第1部から、暗闇の中で彫刻たちが静かに佇む第2部へ、そして音と光楽のコラボレーションにより塔がシンボリックに浮かび上がる第3部のフィナーレを演出する。

照明や映像を駆使して光の可能性に挑むアーティスト、高橋匡太

「通常は内側から光を見る《幸せをよぶシンフォニー彫刻》を、外側から光を見るというコンセプトで照明を作りました。ダムタイプの山中透さんによる音楽に合わせて光が次々と変化し、音と光が夜の空間に溶け合って、昼間とは違った幻想的な体験ができると思います」(高橋氏)。

《幸せをよぶシンフォニー彫刻》内部の様子

オーギュスト・ロダンやヘンリー・ムーアなどおなじみの彫刻たちも、ライトアップされることにより質感や陰影が一層際立ち、昼間とは異なる表情を見せる。

鑑賞者は無料で貸し出される提灯を手に彫刻庭園をめぐることになるが、高橋氏によるとこの提灯の光が重要だと言う。 「彫刻や風景のライトアップの色に呼応して、提灯の光の色が変わるようになっています。見る場所や時間によって、景色はどんどん変化します。皆さんが一緒に作り上げる夜景を楽しみながら、それぞれのお気に入りスポットを見つけてほしいです」(高橋氏)。

ライトアップは午後4時45分から午後6時まで。空気が澄み切ったこの時期ならではの、幻想的な夜のアート世界を楽しんでほしい。

【開催情報】
『箱根ナイトミュージアム』
2020年1月5日(日)まで彫刻の森美術館にて開催

【関連リンク】彫刻の森美術館

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