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新宿シアタートップス オープニングシリーズ『手の平』開幕 ウォーキング・スタッフ和田憲明のコメント&舞台写真到着

ぴあ

ウォーキング・スタッフ プロデュース『手の平』 撮影:二石友希

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劇団ウォーキング・スタッフがプロデュースする『手の平』が2021年10月23日(土)に新宿シアタートップスで開幕。この度、舞台写真と演出・和田憲明のオフィシャルコメントが到着した。

和田憲明は1984年に劇団ウォーキング・スタッフを結成。その後1998年の第26回公演「REDRUM」まで全作品の作・演出を務め、1999年よりプロデュース形態に移行しながら、精力的に俳優と向き合うワークショップなどを開催している。2019年にはウォーキング・スタッフの新しい試みとして「虎は狐と井の中に(仮)」を上演。世代の違う作家、そして演出家によるぶつかり合いと世代を超えても共通する感覚にて創り上げ、好評を得た脚本・池内風と演出・和田憲明が再びタッグを組み、本多劇場グループによって新しく甦る新宿シアタートップスのオープニングシリーズとして公演が決定した。

本脚本「手の平」は2018年10月にMITAKA "Next" Selection 19thに参加した池内による劇団「かわいいコンビニ店員飯田さん」の第7回公演として三鷹市芸術文化センター星のホールにて上演された作品。今回は再演という形ではありながら、和田憲明とともに改訂・潤色を加え、ただのブラッシュアップではなく、ウォーキング・スタッフらしさ、和田憲明らしさに染め上げていき、新しい脚本として生まれ変わる。

これは人との繋がり・関係性があやふやになりかけている混沌で殺伐としかけている今だからこそ、届けたい「踊り、転がり、ひっくり返る。立ち退きをめぐる父と家族の記録と記憶。」の物語。様々な葛藤を抱えた人々の日常から「幸福とは何か」を問いかける池内の会話劇を、和田の緻密でリアルな表現の追求と出演者の熱量と心の機微を引き出す演出により、臨場感と緊迫感のある作品を作り上げる。ウォーキング・スタッフ プロデュース『手の平』は10月31日(日)まで上演予定。

演出:和田憲明(ウォーキング・スタッフ)<コメント>
この作品は、少し前に、作家の池内風君が家族をテーマ に書いた作品を、私が自分なりに創り直させてもらったものです。
ただ厄介なことに、私にとって、『家族』や『家族愛』というものは苦手なテーマであります。それがとてつもなく大事なことだと、ずっと思ってはいるのですが、実感が無いのです。20代の頃に母が亡くなってからは、私は関わる必要のある時以外はまったく家族と関わろうとしない、そして考えもしない人生を送ってきました。そして関わってみたいと思い始めた時には、父も、兄も、他界してしまいました。
そんな私がなぜこの作品を選んだのか。
つい、だから一度考えてみたいと思ってしまいました。 ちなみに、作家の池内君は、ひねくれてはおりますが、とても家族を愛しております。でも創るのは私です。するとどんな『家族』の物語になるのか。そんな感じです。
願わくば、少し落ち着く方向に向かったとは言え、コロナ禍の中、足を運んでくださった皆様に楽しんでいただけるものになっていれば。そう思ってます。


【開催情報】
ウォーキング・スタッフ プロデュース『手の平』
演出:和田憲明 / 脚本:池内風
キャスト:石井愃一・岩本淳・本間剛・町田マリー・池内風・永島敬三・岡田地平・宮下かな子

<公演日程>
2021年10月23日(土)~10月31日(日) 新宿シアタートップス
本多劇場グループ 新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8 WaMAll TOPS HOUSEビル4階)
※劇場ロビー 03-6457-4083(主催者直通・公演期間中のみ)

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