特集上映 原田芳雄生誕80年
20/2/18(火)
原田芳雄が亡くなったのは主演作『大鹿村騒動記』公開中の2011年7月のこと。もうそれほどの月日が流れてしまったのか? というのが率直な印象で、自分の中では、原田芳雄という俳優の姿はまだ生々しく目の前に存在しているように思えてならない。
この特集上映で10作品。1970年代から2000年代に渡って活躍した彼の足跡を、鈴木清順や森崎東、若松孝二ら個性の強い監督との作品でたどる。
その中で、すこし変化球の一作といっていいのが、のちに劇場公開されるが、もともとはNHK広島放送局のローカルドラマとして制作されたテレビドラマ『火の魚 バリアフリー劇場版』。老境に入った元流行作家に扮した原田のここでの演技は忘れがたい印象を残す。
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