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小川絵梨子の演出で三島戯曲『熱帯樹』を上演

ぴあ

19/2/17(日) 0:00

撮影:細野晋司

資産家だが傲慢な夫と、その財産を狙って息子に夫を殺させようとする妻、そんな母の計画を知り兄に母を殺させようとする妹……。設定を聞いただけでゾッとするような三島由紀夫作の愛憎劇『熱帯樹』に、今や“気鋭の”よりも“日本演劇界を牽引する”という枕詞のほうがしっくりくるようになった演出家、小川絵梨子が挑む。

権力者の父を憎み、母と妹に翻弄される息子の勇を演じるのは、一昨年の『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』でも小川とタッグを組んだ林遣都。妹の郁子役に岡本玲、風変わりな同居人・信子役に栗田桃子、そして父・恵三郎と母・律子役には鶴見辰吾と中嶋朋子と、三島の流麗なセリフを語るに相応しい実力者たちが揃った。

「以前から、三島由紀夫の戯曲には興味を持ちつつも、なかなか挑戦する機会がなかった」と話す小川が、「大変信頼のおける俳優さん」である林と「前々からご一緒したいと願っていた俳優の皆さん」である4名とともに現代に立ち上げる三島の世界とは……? 注目の舞台は、本日2月17日(日)から3月8日(金)までシアタートラムで上演される。

文:町田麻子

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