日産アートアワード2020
20/8/8(土)
グランプリには総額500万円相当が贈られるという太っ腹なアワード展。まず、10人の候補者推薦委員が選んだ5人のファイナリストの作品をパビリオンに展示し、そのなかから国際審査委員会がグランプリを決定する。ファイナリストにはそれぞれ賞金と制作費が100万円ずつ支給されるというから、それだけでも1千万円……。日産、大丈夫か? 巨大なテトラポッドを銀色のシートで覆い、映像を組合わせた潘逸舟、世界各地の人たちに家電で楽器をつくってもらい、その記録を紹介する和田永など、考えさせるインスタレーションが多いなか、風間サチコの東京オリンピックを風刺した巨大木版画がいちばん明快だった。原発やクルマ社会を揶揄したような作品もあるし。
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