大林宣彦を特集するユリイカ2020年9月臨時増刊号が明日8月26日に発売される。

本書では、4月10日に死去した大林を追悼してその軌跡をたどる特集を展開。個人映画の先駆者、CMディレクター、アイドル映画の名手、反戦平和を願い続けた尾道の映画作家として大林が日本の映像史にもたらしたものを紹介する。

誌面には、妻・大林恭子と長女・大林千茱萸の対談や、商業映画デビュー作「HOUSE ハウス」公開直後の大林のインタビュー、大林から薫陶を受けた塚本晋也と犬童一心の対談や、手塚眞、小中和哉、岩井俊二、行定勲らの寄稿などを掲載。また大林の作品に出演した入江若葉、岸部一徳、根岸季衣、常盤貴子、石田ひかりも追悼文を寄せている。

なお、大林の遺作「海辺の映画館―キネマの玉手箱」は全国で公開中。

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記