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山田洋次「キネマの神様」が撮影見合わせ、志村けんの代役は現在調整中

ナタリー

20/4/3(金) 18:25

上段左から志村けん、菅田将暉。下段左から永野芽郁、宮本信子。

松竹は本日4月3日、山田洋次監督作「キネマの神様」の撮影を2週間程度見合わせることを発表した。

映画を愛する男・ゴウを主人公とする本作。菅田将暉と志村けんが2人1役でゴウを演じることが当初発表されていたが、志村は新型コロナウイルス感染症で肺炎を発症し、3月29日に東京都内病院で死去した。菅田演じる若き日のゴウのパートの撮影は3月末で終了し、4月上旬よりゴウの現代パートを撮影する予定だったものの、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から撮影見合わせが決定した。また、志村に代わって現代のゴウを演じるキャストは現在調整中。

同社の常務取締役映像本部長・大角正は「悲しみをこらえ、映画を完成させる事こそが、志村さんに喜んでもらえる事なんだ。という強い想いを抱きながら、山田組一同、4月上旬からの撮影の準備を進めておりましたが、山田監督、キャスト、スタッフへの感染拡大防止の観点から、撮影を見合わせる事に致しました」とコメントを発表している。

松竹映画の前身となる松竹キネマ合名社の設立から100周年を記念して製作される本作。原田マハの同名小説を原作に、家族に見放されたダメ親父ゴウが若き日に信じた“映画の神様”が、彼と家族にもたらす奇跡が描かれる。菅田のほか、永野芽郁、宮本信子が出演。山田と朝原雄三が共同で脚本を執筆した。

大角正 コメント

志村けんさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。悲しみをこらえ、映画を完成させる事こそが、志村さんに喜んでもらえる事なんだ。という強い想いを抱きながら、山田組一同、4月上旬からの撮影の準備を進めておりましたが、山田監督、キャスト、スタッフへの感染拡大防止の観点から、撮影を見合わせる事に致しました。一日も早く新型コロナウィルスが終息することを願っております。

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