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KERA、2020年の舞台演目4作品発表 大竹しのぶ、宮沢りえ、古田新太ら出演

CINRA.NET

20/1/22(水) 12:00

ケラリーノ・サンドロヴィッチが手掛ける2020年の舞台作品ラインナップが発表された。

2020年は4本の舞台作品を手掛け、うち3本は新作公演となる。

4月4日から東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで「KERA meets CHEKHOV」の最終章となる『シス・カンパニー公演 KERA meets CHEKHOV vol.4/4「桜の園」』が上演される。出演者は大竹しのぶ、宮沢りえ、井上芳雄、黒木華、杉咲花、生瀬勝久、鈴木浩介、野間口徹、藤田秀世、西尾まり、半海一晃、山崎一。ケラリーノ・サンドロヴィッチは「シス・カンパニーとのチェーホフシリーズもこれにて完結。ちょっとどうかと思うほどのオールスター・キャストが集結してくれてしまいましたが、チェーホフはあくまでチェーホフ。力まずにいきます」と抱負を語っている。

6月から7月には東京・下北沢の本多劇場ほかで『“KERA × 古田新太”新企画 新作公演』がラインナップ。出演者には古田新太、小池栄子、秋山菜津子、大東駿介、近藤公園、尾上寛之、板垣雄亮、小柳心、福地桃子、大倉孝二、八十田勇一、入江雅人、犬山イヌコ、山西惇が名を連ねる。ケラリーノ・サンドロヴィッチは「古田新太座長との『ナンセンス三部作』は2016年の『ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~』を以て素敵に完結したわけですが、チームは無くなったわけではありません。新たな参加者も加わり、今度は強烈な『ブラックコメディ』を作るつもり。昨今のひっどい世の中には真っ黒な喜劇で一石、いや、七、八石投じたい」とコメント。

秋には新ユニットの旗揚げ公演を実施。ケラリーノ・サンドロヴィッチは「この期に及んで新ユニットを結成。すでに何公演分も構想あり。傑作の連打を約束します。まあ見てて」と述べている。冬には『ナイロン100℃ 47 th SESSION 新作公演』を上演。ケラリーノ・サンドロヴィッチは「劇団2年半ぶりの新作は、意外な劇場で上演。松永玲子と村岡希美を軸に、シンプルに、そしてシリアス目にいくはず、たぶん」と述べている。

なお記事内のケラリーノ・サンドロヴィッチのコメントは全て「KERA舞台作品2020年4公演解禁チラシ」より引用、抜粋したもの。

※記事掲載時から一部追記を加えました。

ケラリーノ・サンドロヴィッチのコメント

今年は舞台を四本やります。もはやこの歳になると、何を目指すとか、誰に負けないようにとか、まったくない。ただただ地道に、ひとつひとつの作品に打ち込み、やりたいことをやりたいようにやり通し、幕が開いた時にお客さんよりまずは自分が楽しめる舞台を作る。それも生半可じゃ駄目だ。心底楽しめる舞台を。そのためなら、たとえ執筆や稽古で相当苦しく辛い過程を経ても我慢できる。(いや、執筆はともかく、稽古は大抵楽しいのですが。)誤解されがちだが「やりたいことをやりたいようにやり通す」のは意外と大変なのだ。ほんの少し、やりたくないこともやる方がよっぽど楽だ。様々なことが円滑に進むし、将来的にもやり易くなる。だけど、多くのオトナたちが当たり前に目を瞑っているようにして目を瞑っている自分を想像するだけで死にたくなるのだ。あとから襲ってくる自己嫌悪が人一倍強い。これはもう病気かもしれない。なので今年も頑張って、意固地さをキープする所存であります。

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