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武田航平 オレニ撮ラセロ!

30代になって考える、俳優としてのこれから

不定期連載

第82回

今の話、過去の話を中心に語ってきた赤澤さんゲスト回。最終回となる今回の話題は、未来について。芸能界でこれからどう生きていくか、30代の二人が語ります。

2人を繋ぐ不思議な縁

武田 燈も愛犬家だよね。ミニチュアシュナウザーに似ているし。

赤澤 似ているんじゃなくて、飼っているんです!

武田 好きすぎて似ちゃったんだ(笑)。犬の名前なんだっけ?

赤澤 ミツルです。燈とミツル。

武田 ちょっとクスッとくるよね。自分で考えた名前なんでしょ?

赤澤 そうです。高校生の頃に名付けました。

武田 その頃からセンスが光っていたんだね。そういえば、燈の高校の友達が、僕の後輩という不思議な繋がりもあるんだよね。

赤澤 そうなんですよ! すごい繋がりですよね。

武田 さらに、うちのきびところがお世話になっているトリミングサロンで、燈の友達が働いているし。

赤澤 去年、その友達から「航平くんがうちのお店に来てるみたいなんだよ」って連絡があって。それをキッカケに航平くんに連絡したら、「オレニ撮ラセロ!に出てよ」って言ってもらえて。そしてこうやって実現できたので、航平くんとは不思議なご縁があるんですよね。

今の環境に甘えず、新しい世界を見に行きたい

武田 せっかくだから、俺に聞いてみたいこととかある?

赤澤 そうですね。ご結婚されたから、家庭を持つとなかなか会ってくれないんじゃないかって……。

武田 もともとそんなに会ってないだろ!

赤澤 そうなんですけど(笑)。僕も野球好きなので、航平くんと一緒に野球やったり、プライベートでも会えたらいいなって思っているんですよ。だから、連絡したら会ってくれるのかなって。

武田 結婚したからどうこうってないよ。今度野球やろうよ! でもさ、たぶんこう言いながらも、変に会おうとしなくてもちゃんと繋がっていられるって、お互いにわかっているから、なかなか会う機会がないんだよね。まぁプライベートで会えなくても、仕事で共演すればいいわけだしね。

赤澤 それが一番なんですよね。

武田 俺からも聞きたいことがあるんだよね。燈はさ、このあとの30代をどう過ごそうと思っているの?

赤澤 そうですね。30歳になったのをきっかけに、未来のことをより考えるようになったんですけど、ちょっとした変化をつけたいなと思っています。具体的に言うと実現しなかったときにちょっとあれなんで、言わないですけど……。

武田 言って自分を追い込むって方法もあるよ。俺がそういうタイプなんだけど。

赤澤 僕は追い込まないタイプなので(笑)。

武田 なんだよ!

赤澤 でも、自分の今の環境をちょっとずつ変えていけたらいいなと思っていて、一歩踏み出す勇気を持ってやっていこうかなと。自分が今いる環境って、感謝はしつつも、どこか当たり前になってしまうというか。だからこそ、今の環境に甘えずに、新しい環境、新しい世界も見に行きたいなと。

武田 なるほどね。

赤澤 今は、どの現場も絶対に誰かしら知り合いがいる環境なんですよ。拠り所があるというか。もちろんそれはそれでありがたいんですけど、そうじゃないところにも挑戦して、自分の新しい部分をもっと見ていきたいと考えています。

武田 自分の中では具体的に考えているんだ?

赤澤 そうですね。だから航平くんにも相談しつつ、やっていけたらいいなと思っています。

武田 それはもう、いつでも言ってほしい。写真を撮っていても、今の燈は完成しているなって感じたんだよ。これまでの経験からくる自信があって、そこから色気が出てきたりしているんだと思って。だから、ファインダー越しに見ていても、今話を聞いていても、燈なりに次の段階に入るんだなって思ったよ。やっぱり30歳になるといろいろ考えるよね。

赤澤 そうですね。役者としてだけではなくて、人間としても30歳っていろいろ人生設計を考える年ではあるのかなって。

武田 いろんなことがリアルに感じてくるんだよね。

赤澤 僕はまだプライベートのことは考えていないですけど、役者だけじゃなくて、周りの同世代、地元の友達を見ていても、現実的に考えているなって思うところもあったりして。航平くんも30歳のときはいろいろ考えましたか?

武田 もちろん考えたよ。それぐらいの年になると辞めていく人もいるしね。さらに今は新型コロナのこともあって、より考えることがたくさんあるなって思う。ただ、今ってチャレンジしやすい環境になっているとは思うんだよね。芸能界的にも構図が変わってきて、挑戦することを応援してくれる人も多いから、そういうのを利用していくべきだし、そういう俺たちの姿を見て勇気づけられる人もいると思う。

赤澤 航平くんが結婚したっていうのも、新しい一歩ですしね。

武田 そうだね。だからいろんなことに挑戦していく燈の姿を見てみたい! 今日さ、燈の撮影中に発見したことがあるんだよ。久しぶりに会ったけど、今まで燈と過ごした時間があるから、その感覚でこう撮りたいってプランを考えてたんだけど、でも自分から欲しがってカメラを構えたら、それはうまく撮れないんだって気づいたんだよ。

赤澤 そうなんですね。

武田 燈の魅力を俺が決めつけて、こう撮りたいって思っちゃダメなんだよね。だからそうじゃないんだって思って撮ったら、リラックスした燈を撮ることができて、それが俺としても発見だった。改めて、写真って奥が深いなって思ったんだ。……なんか真剣に喋っちゃった(笑)。

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プロフィール

赤澤燈

1990年3月14日生まれ、東京都出身。2010年に俳優デビュー。2011年にはミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンにて芥川慈郎を演じ、一躍注目を浴びる。2014年には舞台『Messiah メサイア -紫微ノ章-』で主演の白崎護役に抜擢され、その後も舞台のみにとどまらず、映画、ドラマと活動の幅を広げている。2018年にはMANKAI STAGE『A3!』に三好一成役で出演し、2021年1月以降はスマートフォン向けアプリゲームおよびアニメ『A3!』にて同役のキャラクターボイスも担当している。

武田航平

1986年1月14日、東京都出身。2001年に芸能界入り、同年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞した。『仮面ライダーキバ』『仮面ライダービルド』などで人気を博し、現在はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。2021年はドラマ『24 JAPAN』(テレビ朝日)に出演、恋愛フェイクドキュメンタリー『フェイクラブ』が動画配信サービス「FOD」にて配信中。

写真/大塚秀美、ヘアメイク/田中宏昌(allure)、取材・文/榎本麻紀恵、動画BGM/タダオト、撮影機材協力/Nikon(「ニコン Z 5」)

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