Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

JO1、表現の振り幅に可能性感じたパフォーマンス トークコーナーも充実した初単独ライブを振り返る

リアルサウンド

20/12/28(月) 15:00

 12月19日、JO1の初単独オンラインライブ『JO1 1st Live Streaming Concert 「STARLIGHT」』が開催された。涙あり、笑いありの約2時間20分は、JAMにとってのクリスマスプレゼントになったのではないだろうか。

 メンバー紹介のオープニングムービーが終わると、『2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)』でも見せた赤いスーツの衣装で登場した11人。「Shine A Light」でライブのスタートを切ったメンバーたちはどこか晴れやかな表情で、勢いあるパフォーマンスを披露する。次は、キラキラした雰囲気から一転してクールな雰囲気の「MONSTAR」へ。11月14日のショーケースイベントでも感じたが、メンバー一人ひとりはもちろん、目線まで使った細かなパフォーマンスが見えるなど、グループとしてのスキルも着実に上がっていることがわかる。

 2曲披露したところで、「Go to the top! JO1です」というお決まりの挨拶でMCへ。豆原一成と河野純喜が「JAMー!」と叫び、リーダーの與那城奨から「やまびこ?」とツッコまれるという、JO1らしいワイワイとした雰囲気の中一人ずつ改めて挨拶をする。この日はいくつかステージが用意されており、早速隣のステージに移動。1stアルバム『The STAR』のGreen、Red、Blueチームに分かれて着席し、この1年で忘れられない出来事を振り返る「JO1の3大ニュース」コーナーが始まる。Redチームは「1st FANMEETING」、Greenチームは「1stシングル、2ndシングル、1stアルバムが各チャートで1位を獲得」、Blueチームは「『2020 MAMA』でBest New Asian Artist賞受賞」を発表。他にも、『MTV VMAJ 2020』のRising Star Awardや『DIMEトレンド大賞2020』のベストキャラクター賞、『日経トレンディ』の2020年ヒット商品ベスト30など、数々の受賞歴を振り返り、改めてJAMへ感謝の言葉を述べていた。

 続けて、メンバーの個人的ニュースを発表する「JO1の俺的超プライベートニュース」コーナーへ。大平祥生は佐藤景瑚と行ったカレー屋で武井壮に遭遇し、自分たちの分まで会計をしてくれたというエピソードを、白岩瑠姫、豆原、川西拓実は一人暮らしをスタートしたこと、佐藤は仕事の関係で帰省中東京にトンボ返りすることになってしまった「名古屋2時間事件」を語る。川尻は「OH-EH-OH」の歌をお風呂でしていたところ、喉に泡が詰まって息ができなくなったそうで、壁を叩いて隣室の金城に助けを求めたが気付かれないまま終わった、という悲しいニュースを紹介していた。

 その後、突如「速報」としてキットカット公式アンバサダーにJO1が就任したという発表が。2021年1月18日からテレビCMやWeb限定ムービー、各種キャンペーンなど様々な活動をしていくという。さらに、CMのタイアップソングとなる新曲「伝えられるなら」も配信決定。ますますの活躍に期待が募った。

 再びステージを移動すると、「プデュ時代、伝説の曲」(木全翔也)、「(もう1曲も)同じくプデュ曲。振り付けの中に王冠をかぶるポーズがあって、かっこいい」(豆原)という曲紹介で「KungChiKiTa(JO1 ver.)」と「GrandMaster(JO1 ver.)」を披露。途中、佐藤と川尻が指をツンツンと合わせてみたり、大平が「Hey JAM! Let’s get on!」と叫んでみたり、余裕すら感じられるアツいパフォーマンスを見せた。

 そのまま、クリスマスらしい衣装に身を包んだメンバーが「理想のクリスマスデートプランは?」「クリスマスの思い出は?」という質問に答える映像が流れる。それぞれが個性溢れる回答をし終わると、再びステージの映像が映し出された。白と赤の衣装にチェンジした11人が披露したのは、「Happy Merry Christmas(JO1 ver.)」。ペンライトを持ったり、「JAM」と書かれたプレゼントの袋が出てきたりと、演出も盛りだくさんだ。続く「やんちゃBOY やんちゃGIRL(JO1 ver.)」では11人の可愛らしさが全開。表現の振り幅に可能性を感じざるを得なかった。

 余韻をそのままに始まったのは、「JO1のクリスマスミッション」のコーナー。與那城扮する「よなサンタ」進行のもとトナカイチーム(大平、川西、金城、白岩、鶴房)と雪だるまチーム(川尻、木全、河野、佐藤、豆原)に分かれ、5つしか無いプレゼントをかけてゲームにチャレンジする。最初は爆音で流れる音楽をヘッドホンで聴きながら相手の口の動きだけでお題を当てる「爆音キーワード当てゲーム」、風船を割っても真顔でいられるかを競う「風船割り真顔対決」、5人手をつないだ状態でフラフープをくぐり抜ける「フラフープ送りゲーム」の三番勝負で、プレゼントを手にしたのはトナカイチーム。気になるプレゼントの中身は、LAPONEエンタテインメントの社長が焼き肉に連れていってくれるというものであった。

 再びステージを移動し、スクリーンに映し出された流れ星に向かって願い事をする「星に願いを…」のコーナーを経て、制服姿の11人が「GO」、「OH-EH-OH」とクールなパフォーマンスを見せていく。そんな中、川西が「盛り上がってますかー! 僕たちはめちゃくちゃ楽しんでます」と声を上げると、川尻から「寂しいお知らせです。次の曲で最後です」という言葉が。豆原の「最後は僕たちの原点の曲です」というコメントで、最後の曲となる「ツカメ〜It’s Coming〜(JO1 ver.)」がスタートした。いつも以上に気合いが伝わってくるパフォーマンスは、心に響くものがある。そしてプデュで歌った時、JO1結成当初、今と歌詞の意味が違って聞こえ、思わずウルッとしてしまう素晴らしいラストソングであった。

 だが、まだライブは終わらない。結成後からライブリハーサルまでの様子までが詰め込まれたVTRが流れ、コンサートTシャツ姿で姿を表したJO1。初披露となる「Be With You (足跡)」をしっとりと歌い上げ、JAMへの思いを伝えていた。そして一人ずつJAMへメッセージを送る。「正直辛いことの方が多かったんですけど、今こうやって頑張れているのはJAMの皆さんとメンバーのおかげです。僕が活動する根っこはJAMの皆さんを幸せにすることなんで、これからも幸せにできるように頑張ります」と話す大平の目からは涙が。メンバーが背中を手を当てたり、「大丈夫だよ」と声を掛けたりしていたが、こういった絆の強さもJO1の良さの一つだろう。白岩は「スタッフさんに宿命と運命の違いってなんですかって聞いたんですよ。そしたら『宿命は後ろから来るから変えられない、でも運命は前から来るから変えられるんだよ』って言われて。JO1がJAMに出会ったのが宿命だとしたら、JAMの運命を変えるのは僕たちなんじゃないかな、と。僕らが一番頑張らないとJAMは幸せになれないと思うんで、誰よりも、これからも、JO1は11人で頑張っていきます」と、仲の良いスタッフとの会話で気付いたことを語っていた。こうして挨拶が終わると、「1stライブ、最後は僕たちJO1のスタートの曲です」という川尻の言葉で、「無限大(INFINITY)」を全力で披露。達成感に溢れた表情を浮かべ、「今日は一生に一度の1stライブ、最後までご覧いただき、本当にありがとうございました!」と笑顔でステージを後にし、ライブに幕を降ろした。

 最後、画面には「THANK YOU JAM」という手書きのメッセージが映し出されていたが、思わず「こちらこそ!」と言いたくなるほどアツく、思いが伝わってきた『JO1 1st Live Streaming Concert 「STARLIGHT」』。2021年も彼らの活躍から目が離せなさそうだ。

※記事初出時、一部内容に誤りがございました。訂正し、お詫び申し上げます。

JO1公式HP

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む