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コリン・ファースがヨットの上で一人語り 『喜望峰の風に乗せて』本編映像&著名人コメント公開

リアルサウンド

 『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督最新作『喜望峰の風に乗せて』の本編映像が公開された。

参考:「『キングスマン』シリーズはいい意味での“逃避”」 コリン・ファース インタビュー

 本作は、たったひとりで海に出て一度も港に寄らず、世界一周を果たすという過酷なヨットレースに参加したビジネスマンのドナルド・クローハーストの実話に基づいた物語。ヒーローを待望するメディアの狂騒、町の人々の期待、彼らに翻弄されながら夢にかける男の葛藤、夫を信じて待ち続ける妻それぞれの真実を描く。

 コリン・ファースが「彼の中に自分自身を見た」と出演を熱望した本作。公開された映像では、航海13日目、ドキュメンタリーを作りたいというBBCより預かったカメラと録音機でレポートを始めたドナルドが心情を吐露する。絶えず波打つ慣れない海上で帆をはり、海水を掻き出しながら、予想だにしなかった不満や不安、それでも前に進まねばという一人語りの中で揺れ動く心情が伝わってくる。

 また、本作をいち早く鑑賞した著名人からの絶賛コメントも到着。人間の心の弱さや深淵を見つめた新境地に挑むファースに、著名人や映画評論家たちから絶賛の声が寄せられた。

【コメント一覧】
■白石康次郎(海洋冒険家)
隠された冒険の姿をそこに見た。これはたった一人の物語ではない。

■堀江謙一(海洋冒険家/『太平洋ひとりぼっち』著者)
人類史上最も過酷なヨットレースに参戦した、その勇者を支えた家族。そして共に戦った英雄の究極の友情。

■森直人(映画評論家)
大西洋でひとりぼっちのイカロス。我々はつい「美談」を求める。
だが本来、冒険とは収まりのいい感動のコードを遥か超えるものなんだろう。

■清藤秀人(映画ライター・コメンテーター)
挫折の苦しみを愛妻に訴える姿はあの吃音の英国王と同じ。オスカー俳優、C.ファースの真骨頂がここにも。

■立田敦子(映画ジャーナリスト)
スポットライトを浴びること、有名になることよりも、人としての“誇り“を大切にした主人公のまっすぐな姿勢にいたく感動する。
SNS時代の今、映画化された意味があるように思える。

■高橋諭治(映画ライター)
この冒険ドラマのユニークな着眼点は、奇人でも聖人でも超人でもなく、弱さと迷いを抱えたごく普通の人間に光をあてたことにある。
あらかじめゴール=結末の決まった実話映画とは違う面白さ!

■多賀谷浩子(ライター)
『博士と彼女のセオリー』に続いて、人の心のわりきれなさを描いた監督のまなざしが、
形のよくない人生もひとつのドラマだと教えてくれます。

■松江哲明(ドキュメンタリー監督)
やはりコリン・ファースは信念にこだわる男がよく似合う。それは勇気と紙一重の狂気。

(リアルサウンド編集部)

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