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Lead、最新シングル『Tuxedo~タキシード~』で音楽シーンに吹き込む新風 積極的な発信に取り組む心境も語る

リアルサウンド

20/9/23(水) 18:00

 2002年にデビューし、エネルギッシュなパフォーマンスを身上にダンスボーカルシーンで活躍し続けているLead。4~9月にはレギュラー番組『Leadバラエティ』(TOKYO MX)がオンエアされ、アニメ『鬼滅の刃』のコスプレ&主題歌カバー企画などでも話題を呼んだ彼らが、9月23日に33作目のシングル『Tuxedo~タキシード~』をリリース。エルヴィス・プレスリーのカバー「監獄ロック」を含め“ロカビリー”をテーマに選んだいきさつや、もう1つの表題曲候補として生まれた意欲作「Wild Fight」の制作の裏側などについて語ってもらった。またコロナ禍においても複数のプラットフォームからさまざまな形で発信を続けてきた彼らに、この数カ月間の意識の変化についても聞いてみた。(古知屋ジュン)

ロカビリーとラップの組み合わせが斬新なタイトル曲

――タイトル曲の「Tuxedo~タキシード~」ですが、去年リリースの『Summer Vacation』やアルバムからのシングルカット『H I D E and S E E K/サンセット・リフレイン』とはだいぶ方向性が違っていて驚きました。

谷内伸也(以下、谷内):大きな括りで言えばダンスミュージックなんですけど、今回は1950年代のサウンドがテーマなので、だいぶ遡った感はありますね。ここ最近は基本的に打ち込みのサウンドが多かったから、今回は生音だしファンのみんなをびっくりさせたかな? とは思います。

――Leadといえばこれまでのリリース曲でも昔のサウンドのリバイバル、たとえばグループサウンズをモチーフにした「想い出ブレイカー」(2014年)、歌謡曲テイストの「SPEED STAR★」(2010年)などにも挑戦されてきましたが、今回ロカビリーをテーマにしたのは……?

鍵本輝(以下、鍵本):僕らのレギュラー番組『Leadバラエティ』でいろんな洋楽カバーに挑戦しようという企画があって。その中で今流行っている洋楽というよりも、過去に一世を風靡した楽曲だったり、隠れ名曲的なものを掘っていこうと。まず2曲目に収録した「監獄ロック」(エルヴィス・プレスリーのカバー)の話が走り出して、その流れの中で表題曲の「Tuxedo~タキシード~」が生まれたんです。懐かしいサウンド感だけれども古臭さは全然感じないし、これはこれで新しいなという風に僕は思っていて。

――なるほど。先日MVが公開されましたが、振りも含めてミュージカル的な要素もありますね。

Tuxedo〜タキシード〜 / Lead【Music Video】

鍵本:この手のサウンドだと、楽曲のテイストは違いますけど時代背景的に『ウエスト・サイド・ストーリー』のイメージが蘇ってくる人もいるかもしれませんね。そこまでミュージカル風にしよう、みたいな考えはなかったんですが。

――一言でロカビリーと言っても、いろんなニュアンスの楽曲があるじゃないですか。実際に聴いたら突き抜けるほど明るくて。

古屋敬多(以下、古屋):曲調がまさにパーティをイメージできて、かなりテンションが上がるタイプの音楽かなと思うし、それがなぜかミュージカルにハマるというのはあると思います。

――敬多さんはミュージカルでも活躍されていますよね。これまでの出演作の中でもレトロなサウンドを蘇らせるような企画が結構ありましたが。

古屋:たとえば『プリシラ』(2016年、2019年)では60年代から80年代のヒット曲、マドンナの曲とかを歌わせてもらいました。昔の曲って哀愁があって夢があって、すごくいい曲が多いなと思うし、この「Tuxedo~タキシード~」にもそういう魅力を感じていますね。

鍵本&谷内:哀愁……?

古屋:楽しかったり明るい中に、淡さ、儚さみたいなものをどうしても感じちゃうんですよ。

鍵本:いや、感受性がすごいな!

古屋:そんな思いを抱きつつ歌ったり、“ほうきダンス”(後述)を踊ってます(笑)。

――歌詞の中にプロム=卒業パーティが出てきますけど、おとなしい日本人が大手を振って騒げるような明るさみたいなものがありますよね。

鍵本:でも内に秘めたパーティ感って、日本人が一番強く持ってる気がします。「意外とパリピじゃん」と思うし。

――ロカビリーとラップの組み合わせも結構珍しいんじゃないかと思いました。ちょっと思いつかないようなのせ方というか、リズム的にも難しいでしょうし。

谷内:トラックを聴いて「これはラップ、どうしようか?」という感じで、レコーディングでもかなり迷って試行錯誤しましたけど、最終的には楽しかったですし、勉強になったなと思います。

――あとはMVがYouTubeでプレミア公開されたときに国内外から書き込みがあって「ライブで映えそう、盛り上がりそう!」と期待している声も多かったですね。

鍵本:ライブ映えは間違いないですね。Leadはゴリゴリに踊りまくって攻める曲が多いんですけど、ここまで振り切れた感じで「楽しもうぜ!」みたいな楽曲って意外と少なかったなと思います。

――今回はDA PUMPのTOMOさんの振付も見どころの1つだと思います。Leadの振付はステップを含めるとかなり難しい曲が多いと思うんですが、今回はみんなで踊れるようなわかりやすさを盛り込んできたことも結構意外でした。

「Tuxedo〜タキシード〜」-Choreo Video- / Lead

谷内:これまで、こういう振り切ったイメージの楽曲……たとえば「想い出ブレイカー」なら、「このサウンドでこんなにバキバキに踊る?」という方向性でいくのがLeadだったんです。今回はコロナ禍で気持ちが沈みがちな時期なので、より簡単にみんなで参加して楽しさを作れる感じにしたいということもあって、TOMOくんに振付をお願いして。上がってみたらすごくキャッチーで、しかもトレンドを押さえつつTOMOくんのフィルターを通してオリジナルのものに仕上げているのはさすがだなと思いました。

――TOMOさんといえば海外で流行っている動きを独自の解釈で盛り込む振付がお得意というイメージがあります。今回の“ほうきダンス”のベースになっているモップダンスは、去年辺りからSNSでもかなり見かけるようになりました。

古屋:どこからネタを仕入れてくるのか、常に網を張っているんでしょうね。

谷内:TOMOくんは海外にも友達が多いから、素早くそういったトレンドをキャッチしていそうな感じもあります。

――ほうきダンスを踊るコツというと?

鍵本:ひたすら楽しんで踊ってもらうのが一番かな。あの動きは、もうみんなが学校のそうじの時間に遊んでいたように、ほうきをエアーで持って動かすだけなので。

谷内:何か別の小道具持っても楽しいかも、杖とか傘とかね?

古屋:日常の中で楽しんでくれたら一番ですよね。一応流れとしては、右から掴んで左で掴むという、これだけなので。

鍵本:TikTokなどのネタにも自由に使ってもらえたらと思います。モップダンスはアメフトの選手がトライ決めた時にゴール前でのパフォーマンスに入れたりするものなので、そういうシーンで遊んでもらったりしてもいいし。

谷内:1人が踊りだしたらみんなが続くようなノリで楽しんでもらえたら嬉しいです。

――ところで、TOMOさんとのコラボは初めてですか?

鍵本:事務所のダンスイベント『UNITED~RISING DANCE FESTIVAL~』(2010年)で一緒に踊ったりしたことはありましたけど、作品で絡むのは初かもしれないですね。同じDA PUMPのYORIくん、KIMIくんにはライブの振付をお願いしたこともあるんですけど。

古屋:個人的な話なんですけど、僕はデビュー前にアクターズスクールの福岡校に通っていて、TOMOくんは名古屋校だったんです。小6くらいの時かな、全国のアクターズスクールの合同イベントの時にTOMOくんには出会っていて。だからTOMOくんがDA PUMPに加入した時に感動の再会を果たしたんですよ。今回、ほうきダンスが生まれたのはまさに運命ですね(笑)。

――約20年越しのプロジェクト(?)ということで……今回は振付もそうですけど、楽曲のクリエイター陣も(「U.S.A.」などを手掛けた)同じ事務所のshungo.さんが作詞、作曲は12年ぶりの阿久津健太郎さんという布陣で。

谷内:健太郎さんには「LOAD」(2008年)やクリスマスソング「Ding Dong」(2007年)でお世話になっていて。

鍵本:この楽曲でお世話になるから久々にLINEしましたね。でも嬉しかったです、昔の作品でお世話になったのはもちろん、僕にギターを教えてくれた先生でもあるので。

古屋:僕も1回、ベースをレクチャーしてもらったことがあるんですよ。

――この曲がつないだ様々な再会があったのですね。最初に聴いたときには意外な印象がありましたが、新たなチャレンジの一環ということで。

鍵本:ここまで年代を遡ったからこそ大人世代の方にとっては懐かしいと思ってもらえて、逆に僕たち世代の少し上から下の世代の人にとっては新しいと思ってもらえるような世界観にできたと思います。今このジャンル、テイストで踊っている人たちも、僕が思い付く限りではいないので、今の音楽シーンにちょっと違う風が吹かせられるんじゃないかなと。

「Tuxedo~タキシード~」

もう一つの表題曲候補だった「Wild Fight」歌詞のドラマ性

――番組から生まれた「監獄ロック」カバーについても改めて聞きたいのですが、どなたの発案だったんですか?

谷内:それぞれが出したカバー曲の候補もあったんですけど、これは番組ディレクターさんからの提案でしたね。いろんなアーティストの方がカバーされていて、日本のアーティストだと奥田民生さん、和田アキ子さんとか。

――Leadが全編英語で歌うというのも結構意外な外し方だと思いました。

鍵本:そこはちょっと大変でした(笑)。すでに世に知られている曲を歌う責任みたいなものもありますし。でも企画発信ではあったんですけど、周りから「意外といい」「こういうのも似合うね」と言ってもらえたので、チャレンジしてよかったなと。

谷内:また僕らの新たな振り幅を感じてもらえるんじゃないかと思います。

――輝さんと敬多さんのユニゾンもすごくハマっていると思います。

古屋:僕は特に英語が苦手なので、耳で聴くだけだと最初はちんぷんかんぷんで……でも、そこから歌詞を調べていったら、この曲はプレスリーが「トロンボーンはこいつだ!」「ドラムはイリノイ出身だ!」みたいにバンドメンバーをテンション高めに紹介している曲だと知ったんですよね。なんとなく親近感も湧いて……あと、僕たちもバンドメンバー欲しいなって思いました(笑)。

――確かに今作の曲たちは、生バンドでやったらさらに映えそうですよね。

鍵本:(阿久津)健太郎さんにギターを弾いてもらうとか、面白いかもしれないですね。

「監獄ロック」

――どんな振りがつくのかも楽しみです。今回、Lead×ロカビリー楽曲というのも意外な組み合わせだと思ったんですが、個人的に今回のシングルに入っている楽曲では「Wild Fight」が衝撃的でした。今までのLeadにはなかったポップ感ですし。

谷内:「Tuxedo~タキシード~」「監獄ロック」から「そこ行く!?」みたいな意外性を楽しんでもらえたらと。

鍵本:実は表題曲の候補でもあったんですよ。

――「Leadはこういうアプローチもできます」というイメチェン的な意味合いでは、この曲が表題曲でもおかしくないと思います。

鍵本:「Tuxedo~タキシード~」とほぼ同時期にレコーディングしていて、どちらを表題曲として仕上げていくか? という話になった時に「監獄ロック」の流れもあって「Tuxedo~」に決まったんです。とはいえ‟曲力“は「Wild Fight」にもすごくあるので、この「Tuxedo~タキシード~」はパッケージとして、楽曲の持つパワーをぶつけられるような内容になっているとは思います。

――この曲にはDA PUMPの「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」のクリエイター陣が揃っていて、その組み合わせも含めて意外だったんですよ。このシングルはサブスクでリリース前に先行配信されていますけど、それを聴いたDPC(DA PUMPファン)の方々もSNSで「すごく親近感がある」とか、いろいろ感想をつぶやいていたりして。

古屋:ディレクターさんとのつながりもあって、今回初めてご一緒することになったクリエイターさんもいますね。DA PUMPを応援して下さっている方々に聴いてもらえるのも嬉しいよね。

谷内:今回はTOMOくんが「Tuxedo~タキシード~」で振付してくれているのも大きいかもしれませんけど。

――Leadersに負けず劣らずDPCの方々のテンションが高くて、そういう意味でも相乗効果のあるコラボなのかもと思ったりしました。「Wild Fight」は曲調はポップですけど、歌詞はすごくリアルにLeadというグループを描いている部分もあってハッとさせられますね。どういう経緯でこの歌詞が生まれたんでしょうか。

鍵本:これはまさにshungo.さん節というか……本来、自分たちで歌詞や曲を書いて発信していくのが音楽の流れだと思うんです。shungo.さんの詞って、作家さんが書いてくれた歌詞をただ歌っている感じにはさせないんですよ。ちゃんと自分たちの歴史や過去の発言といったストーリーを汲み取って書いてくれるので、歌詞が自分たちの言葉になる。作詞家として最高のスタンスだと思いますし、作品作りをしていく上で見習いたいと思える書き方だなと思います。

――こういうことを歌いたいとかオーダーしたわけではなかったんですか?

鍵本:それが、そうじゃないんですよね。

古屋:この状況下なので、そもそもお会いできてもないんですよ。でもいただいた歌詞を読んで、歌うのにもちょっと覚悟がいる印象はありましたね。これが自分の言葉になると考えると、結構重みのある言葉が多かったです。

――Leadが自分たちで自分たちを鼓舞する応援歌のようにも感じたんですよ。なので、輝さんが言われたようにご本人たちの思いがそのまま書かれているような感覚があって。冒頭部分にはデビュー当時の楽曲を思い出させるような言葉が並んでいて、夏男のLeadらしく夏の季語的なワードも組み込まれているし、今までのキャリアを振り返って、まだまだ満足していない感じを滲ませていたり。短い中にドラマ性を感じさせるところもあって。

鍵本:だからといってそれが自分たちよがりの歌詞ではなく、「これから頑張りたい」「へこたれないぞ」とか「何かに向かって突き進んでいこう」みたいに考えている人たちに対しても、背中を押せるような言葉がたくさん詰まっているのが素敵な歌詞だなと思っています。

谷内:確かに楽しいだけじゃなく考えさせられたり、先を見据えて「今は辛いけど頑張ろう」と思えるような人間臭さ、リアルさがあるなと思いますね。

鍵本:〈じれったい夢を諦めない〉とか、「確かに夢ってじれったいもんな」と思うし、しかもそれをポップな表現として書けるのはすごいなと。

――空耳チックな魅力もありますよね。〈じれったい〉が‟絶対“に、〈Don’t 思考〉が‟どすこい”に聞こえるみたいな。

鍵本:(笑)。そういう言葉遊びとか楽曲の持つテンションも相まって、全体を通してポップな仕上がりになっているというか。「Wild Fight」っていうタイトルも、ちゃんと歌詞を読むまでWiFiだと思っていたんですよ。

――それもおそらく空耳ポイントなんでしょうね。レコーディングはスムーズにいったんですか?

古屋:あっくんが言ったように歌詞と僕らの思いがシンクロしていたので、レコーディングのときはわりとスッといけましたね。

鍵本:僕はレコーディングで5回ぐらい心折れてるんですけども、これほどポジティブにまとめた歌にも関わらず(笑)。1回レコーディングを終えて、完成させたんですね。でもうちの社長(平哲夫氏)が、この曲を聴いて「レコーディングが甘い。俺が録る!」とわざわざスタジオに出向いて。それで社長のディレクションの下でリテイクしていったんですけど、歌っても歌ってもOKが出ないんですよ。

――ご自身ではその‟甘い“ポイントはどこだと思ったんですか?

鍵本:それがよくわかんないですけどたぶんノリ、グルーブだと思うんです。うちの社長のディレクションは曲にちゃんとノレているかどうかを重視するんですよ。曲という波にちゃんとパドリングしてサーフボードの上に乗って波の間を進めているのか? というフィーリングの部分を耳で感じ取る人なんで、その波に乗れてなかったら絶対ダメ。

――社長がディレクションされるのはよくあることなんですか?

鍵本:わりと異例で、僕らだと「Upturn」(2013年)以来ですね。

古屋:「Upturn」は3人体制の1発目の作品でめっちゃ緊張しましたよね。それぞれ歌っている姿を映像で見れるんですけど、今回はいつものあっくんじゃなかった。ちょっと固くて「そりゃ緊張するよね」と思いながら見てました。

――3人それぞれ、いろいろツッコまれたんですか?

鍵本:それが、僕だけ。何回歌ってもOK出なくて、マジでスタジオの中で暴れそうになりました(笑)。そんな僕の苦悩もこの曲の中に込められています。歌いながら、この歌詞に助けられましたもんね。どちらかといえば聴いてくれる人たちの背中を押すような曲をたくさん歌ってきたのに初めてです、この感覚。

古屋:レコーディングって全部が順調じゃなかったり、結構苦労はしてますね。最近はないですけど、昔はトイレ行って泣いたりとか、よくあったし。ものづくりの現場なのでやっぱりそれぞれこだわりたいところがあって、僕たちのこだわりはもちろん、社長のこだわりも詰め込まれていると思ってもらえれば。

「Wild Fight」

ライブのない期間に3人が始めた新たな発信も

――それぞれ新たな挑戦や思いが詰まった3曲ということで。今年は3月にアルバムを出されて、新型コロナウイルスの影響で春のFCツアーが中止になって、恒例の夏のツアー『Upturn』もなくなって。デビュー18年目の皆さんにとってもライブのない年というのは前例がないことですよね。

鍵本:確かに「どうしよう?」とか戸惑う瞬間もありはしましたけれども、まず、今までライブが当たり前に出来ていたことにすごく尊さを感じました。それで、ライブができないからといってヘコむわけではなくて、逆にこうなったからこそ「じゃあ、この期間に何を生み出そうか?」というマインドにすぐ切り替えられた。アーティストとして決して良い状況とは言えないですけど、僕は意味のある時間だったなと思っています。ずっと走り続けていたら見えてこなかった景色みたいなものが、今回立ち止まったことで見えてきたりもしましたし。人と人同士が関わりあっていく仕事だからこそ、それぞれのベクトルをちゃんと見て、これからちゃんとものづくりをしていけるなと思いました。

――それぞれが新しいことに取り組みつつ『Leadバラエティ』や『Lead生搾りch』(ニコニコ生放送)が始まったり、ラジオのレギュラー番組『木曜日の男子会』(FM yokohama)もずっとリモートで続けていますし、ずっとノンストップで活動されていますよね。『鬼滅の刃』のコスプレカバー企画「鬼滅の刃 ×Leadバラエティ オリジナルMV 鍵本輝歌唱ver」もかなり話題になりました。

谷内:そこに関しては、レギュラーがあったのはありがたかったと思いますね。

古屋:コロナの前から『Leadバラエティ』は決まっていて、その最中にこういう状況になったので。

鍵本:とはいえ、リモート出演が続いたのは大変でしたけれども。僕たちはもちろん関わってくれているスタッフさんもやりたいと思ったことができなかったりして、用意していた台本を変えたり「来週どうする!?」みたいな状況で。

谷内:特に『Leadバラエティ』はトークやコントだけではなくて、パフォーマンスのコーナーも大事な企画だったので、それが急にできなくなったのはキツかったですね。

――あの番組はみなさんのパフォーマンスが堪能できるのもありがたいポイントだったので、本当にそうですね。そうこうしているうちにそれぞれのYouTubeチャンネルがスタートしたりして。

鍵本:今はいろんなプラットフォームができたので、逆にファンの方がサーフィンするの大変そうだなって思いますけど(笑)。

――『鍵本輝の趣味Tube』は今や気軽に見返せないレベルの本数になっていて、どんどん新作も公開されていますね。

【Cover】鍵本輝 – 香水 /THE HOME TAKE 歌詞付き/Avicii風 EDM

鍵本:音楽活動以外でも、いろんな人に知ってもらえるチャンスを作りたいなと思ったんですよね。どちらかというとYouTubeはこれまでLeadを応援してくれている方にも楽しんでもらいたいなという思いでやっていますけど、個人としても知ってほしいという部分で発信を続けているので。

――今やYouTubeで輝さんをきっかけにLeadを知る方も結構いらっしゃるかもしれないですね。

鍵本:最近は多くなりましたね。チャンネルを立ち上げて2~3カ月は僕を知ってくれている方が見てくれていたと思うんですけど、最近は本当にはじめましての視聴者の方も増えてきているので、ここでももっと発信していかなきゃと。

――敬多さんは『とな古ちゃんねる』でゲーム実況をやられていて。

【Lead古屋敬多】[BIOHAZARD RE:3]1時間以内に全クリ目指す☆彡

古屋:マイペースにやってます。ただやっぱり、1人で喋るのは難しいなと思いますね。初めて編集も自分でやってみたりしているんですけど、10秒くらいの動画に1時間かかったりして、本当に大変なんだなって。

鍵本:機械音痴の敬多から「新しいパソコンが欲しい」って発言が出て、びっくりしたんです。だってちょっと前まで「iPhoneやめてガラケーにしようかな」とか言ってた人がですよ?

古屋:もう逆に、いろんな情報をシャットアウトしようかなと思っていたんですよね(笑)。あっくんもそうだけど趣味Tuberだから、好きなことを頑張るのはやっぱり楽しいなとは思います。まだリモート収録も多いから、パソコンのほうが便利だったりするし。

鍵本:最近『木曜日の男子会』のリモート収録もようやく解除になったんですけど、最後まで敬多だけiPhoneで繋いでましたからね。

古屋:1000円のマイクで。

――毎週のレギュラーをそれで切り抜けるってすごいですよね? 伸也さんのチャンネルはゲストとマニアックに語ったり、‟分身ダンス“を踊ったり、個性爆発で面白いです。

【喋】DA PUMP KIMI登場!あのユニットを深掘り!急に踊り出す!?

谷内:ゆるゆるな感じで。僕は友達と2人でやっているんですけど、編集は相方にまかせっきりだったので、僕も無料ソフトではなくプロ仕様の動画ソフトを使って編集を始めてみたりしたんですけど、むっちゃムズいですね! でもそれができるようになったら今後にも繋がると思って少しずつ覚えて、楽しくなってきています。

鍵本:この期間にみんなでいろんなスキルを身に付けて、Leadとして戻ってきた時にそれがまた発揮されたらいいなと。

谷内:STAY HOME期間にはほぼ家にいたんですけど、やっぱり何かしら動かないとなかなかインプットできないんですよ。だから進んで「何かに触れよう!」みたいな気持ちはあって、ずっとソワソワしつつ、何かと動いていましたね。

古屋:僕は新しく楽器、ピアノをやり始めたりとか。まだ全然上手くは弾けないですけど、いつかライブで披露出来るようになったらいいなって。

――ここから先の予定はまだ状況的に不透明な部分もあると思いますが、目論んでいることはあるんですか?

鍵本:この「Tuxedo~タキシード~」のリリースを経て、秋口に1つ、嬉しいお知らせを投下しようかなと。企画が確定したので、後は動き出すだけです。これから準備を進めて、自粛期間で溜め込んだものをそこで思い切り吐き出せたらと思っているので、楽しみにしていていただけたら嬉しいです。

■リリース情報
『Tuxedo~タキシード~』
9月23日(水)発売
●通常盤【CD Only】本体価格 ¥1,091(+税)
【CD】01. Tuxedo~タキシード~ 02. 監獄ロック 03. Wild Fight

●初回限定盤A【CD+DVD】本体価格 ¥1,545(+税)
【CD】01. Tuxedo~タキシード~ 02. 監獄ロック
【DVD】01. Tuxedo~タキシード~-Music Video- 02. Tuxedo~タキシード~-Behind the Music Video-

●初回限定盤B【CD+DVD】本体価格 ¥1,545(+税)
【CD】01. Tuxedo~タキシード~ 02. 監獄ロック
【DVD】Lead SPECIAL WINTER LIVE (2020年2月18日@harevutai)
「HIDE and SEEK」「サンセット・リフレイン」「Gimme a call」「Give Me Your Best Shot」

●初回限定盤C【CD+スペシャルブックレット】本体価格 ¥1,545(+税)
☆封入特典:CD発売記念キャンペーン特典券
【CD】01. Tuxedo~タキシード~ 02. Wild Fight
【ブックレット】Special Photo Booklet

Amazon購入特典:デカジャケット
Amazon以外の全国対象CDショップにて4形態同時に予約・購入すると先着で「Leadオリジナルポストカードセット(ソロ3枚組)」をプレゼント
(対象店舗:【Aタイプ】タワーレコード、 【Bタイプ】HMV、TSUTAYA RECORDS他全国CDショップ)

「Tuxedo~タキシード~」
Lyrics by shungo.
Rap Lyrics by SHINYA
Composed by Kentaro Akutsu
Arranged by KAZ

「監獄ロック」
Lyrics by LEIBER JERRY, STOLLER MIKE
Composed by LEIBER JERRY, STOLLER MIKE
Arranged by KAZ

© by ELVIS PRESLEY MUSIC SUSAN ABERBACH TRUST / JERRY LEIBER MUSIC / SILVER SEAHORSE MUSIC LLC
All rights reserved. Used by permission.

© GLADYS MUSIC ELVIS PRESLEY ENT.
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「Wild Fight」
Lyrics by shungo.
Composed by MASAT / Rhett Fisher
Arranged by MASAT 

配信サイト一覧

Lead Instagram
Lead オフィシャルウェブサイト
Lead オフィシャルBlog「Leadship」
Lead オフィシャルTwitter
Lead 公式YouTubeチャンネル
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