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「AI崩壊」大沢たかお「ハリウッド風ではない大作を」、賀来賢人は岩田剛典うらやむ

ナタリー

19/12/17(火) 17:55

「AI崩壊」完成報告会見の様子。

「AI崩壊」の完成報告会見が、本日12月17日に東京・品川プリンスホテルで開催され、キャストの大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、広瀬アリス、三浦友和、監督の入江悠が登壇した。

AIが国民生活に浸透した2030年の日本が舞台の本作は、画期的な医療AI「のぞみ」を生み出した天才科学者・桐生浩介を主人公とするサスペンス。劇中では、突然暴走を始めた「のぞみ」が「生きる価値がある人間」と「生きる価値が無い人間」を選別し始め、日本全土が混乱に陥っていく。

完全オリジナル脚本で挑んだ本作について、入江は「ハリウッドにSF作品は多いですが、日本でやるからには僕らの生活がどう変わっていくかに、リアリティを感じて観てほしいと思いました。脚本段階から大沢さんや三浦さんに相談させていただきました」とコメント。桐生役の大沢は「ハリウッド風の日本映画と言われないよう、日本映画としての大作じゃなければいけないという意識をみんなで徹底しました」と話し、役作りについては「近未来パニック映画って、トム・クルーズが主演すると成立するイメージですけど、残念ながら僕はトム・クルーズではないので大きく考え方を変えないと。皆さんの身近な人が必死になって、全国で起こっているクライシスを解決しようとするように見せたほうが、観ている人も同じ目線でドキドキできると思った」とこだわりを明かした。

桐生の義弟・西村悟役の賀来は、大沢との共演を「僕みたいな若造に対しても、真摯に目を見て向き合ってくださるので本当に助かりました」と回想。すると大沢は「休憩時間に話したことはほとんど、『芸能人は一体どういうマンションに住んでるんだろう?』とかですよね(笑)。あのマンションは買ったのかどうか、とか。残念ながら岩田さんがいない日だったんですが、さっき裏でその話をしたら、うらやましがってました」と告白し、岩田も「混ざりたかったですね」と笑った。

警察庁警備局理事官・桜庭誠役の岩田は、現在30歳。本作での役について「年齢的なことも考えると理事官役は難しいんじゃないかなと思ったのですが、クランクイン前に監督に説明していただきました。そのときに教わったのが、『とんでもない天才』だと。紺のスーツと眼鏡、ぴっちりした七三分けにだいぶ助けられたと思います」と話す。また同じく30歳である賀来は、初共演した岩田を見て「同い歳でこうも違うかとヘコみました。この華やかさ……」とこぼす。それを受け岩田は「同世代として一緒に映画を作れるのはすごくうれしいですし、共演シーンは多くはなかったのですが、それでも楽屋などでご一緒できていい時間を過ごせました」と笑顔を見せた。

ベテラン所轄刑事・合田京一役の三浦は、警視庁捜査一課の新米刑事・奥瀬久未役の広瀬とバディを組んだことに触れ「刑事ものはずいぶんとたくさんやってきたんですが、女性のバディは初めてで、非常に面白かったです。むさ苦しい男と違って、女性がずっとそばにいるっていうのは気持ちがいいですね」と笑いを起こす。また会見で広瀬は、撮影の2カ月間にインフルエンザと胃腸炎を患ってしまったことを、三浦に暴露されてしまう。普段はめったに体調を崩さないという広瀬は、三浦に「(僕が)嫌いだったのかな?」と言われると「そんなことはございません、大好きです!」と即座に返した。

会見の最後には入江が「この映画によって、日本映画界が少しはオリジナル脚本に寛容になってくれたらいいなと思っています。今回俳優さんもスタッフも、ゼロからものづくりをするんだっていう気概がありましたし、それが映画のすみずみに映っていると思います」と熱く語る。そして大沢は「私事ながら2年ほど仕事を休んでいて、去年ようやく現場に戻ったんです。そのときに決めたのは、『メーターを振り切って挑戦している作品だけをやって、自分の俳優人生を終わろう』ということ。この映画の企画をもらったときに、こんなに難しい脚本を映画化するなんて、日本テレビさんは何をやろうと思っているんだ!?と思い、僕も挑戦しようと決めました」と作品に懸ける思いを明かした。

「AI崩壊」は1月31日より全国ロードショー。

(c)2019映画「AI崩壊」製作委員会

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