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森栄喜の個展がKEN NAKAHASHIで開催 初のサウンドインスタレーション

CINRA.NET

20/6/24(水) 12:30

森栄喜の個展『シボレス | 破れたカーディガンの穴から海原を覗く』が、本日6月24日から東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催されている。

森栄喜による同ギャラリーでの3度目の個展となる今回は、初のサウンドインスタレーションを発表。小さな音を遠くへ飛ばすために用いられるホーンスピーカーから、森が綴った詩を多言語で朗読する声が発信される。

また展覧会に併せて、森による初のフォトエッセイ『Letter to My Son』がKEN NAKAHASHIから刊行。森はエッセイについて「この物語には、実在の詩人やアーティスト、お店などの名前がたくさん出てきますが、主要な登場人物たちの名前は記されていません。名もなき彼・彼女らの声の中に、あなたが、そして多くの方が、これまで飲み込んだ声、祈りとともに叫ぶ声、愛おしさにやさしく投げかけるであろう声を、見つけてもらえたらと強く思っています」とコメントしている。

KEN NAKAHASHIは現在予約制で営業中。ギャラリーを訪れる際は、会場のオフィシャルサイトから詳細をチェックしよう。

森栄喜のコメント

このエッセイは、半自伝的なものではありますが、同時に、かけがえのない出会いや、避けることのできない別れ、時間を越えた友情や愛情についての、普遍的な物語でもあると思っています。

僕が想像できる範囲なんて、ほんの小さなものだと思いますが、それでも、これまでの時代、今日、そしてきっと未来も、僕たちのすぐとなりで(または遠いところで)、本当にたくさんの発せられないまま飲み込まれる声、やっとの思いで発してもかき消されてしまう声があります。それは僕たち自身の届かない声かもしれません。

この物語には、実在の詩人やアーティスト、お店などの名前がたくさん出てきますが、主要な登場人物たちの名前は記されていません。名もなき彼・彼女らの声の中に、あなたが、そして多くの方が、これまで飲み込んだ声、祈りとともに叫ぶ声、愛おしさにやさしく投げかけるであろう声を、見つけてもらえたらと強く思っています。

この本が、この声が、多くの方に届きますように!

※記事掲載時から本文内容を修正いたしました。

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