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新トップコンビによる宝塚星組公演『眩耀の谷』『Rayー星の光線ー』が開幕

ぴあ

宝塚歌劇星組 幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』/Show Stars『Rayー星の光線ー』 (c)宝塚歌劇団

昨年10月、星組の新トップコンビに就任した礼真琴と舞空瞳の本拠地お披露目となる、幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』と、Show Stars『Rayー星の光線ー』の2本立て公演が、2月7日(金)、兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で開幕する。

すでにふたりは昨年12月、フレンチ・ミュージカル『ロックオペラ モーツァルト』を引っさげて、大阪と東京でプレお披露目公演をおこない、高い評価を得ているが、今回は芝居、ショーともに、新トップコンビを中心とする新生星組のために書き下ろされたオリジナル作品だ。今後を占う上でも、この公演が試金石となるのは間違いないだろう。

前半の芝居『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』は、宝塚の大先輩でもある謝珠栄が作・演出・振付を手がける歴史ファンタジーで、紀元前800年頃の中国大陸を舞台に、壮大で幻想的な物語が繰り広げられる。礼真琴が演じる周の新任大夫・丹礼真は、周の統治下に置かれた小国・ブンの聖地“眩耀の谷”の探索を命じられ、そこでブン族の舞姫・瞳花(舞空瞳)と出会う。

タイトルはもちろん、役名にもそれぞれの芸名が織り込まれるなど、お披露目を祝う作り手の思いがあふれる作品だ。このほか、専科から星組に組替えした愛月ひかるが、礼真が崇拝する周の勇将役、礼と同期の瀬央ゆりあが、礼真を谷に導くブン族の謎の男を演じ、トップコンビをしっかりと支える。後半のショー『Rayー星の光線ー』は、中村一徳の作・演出で、星組の“新しい時代への始まり”を描く。こちらのタイトルも、光線や熱線を意味するRayと、礼真琴の礼をかけ、圧倒的な歌唱力、ダンス力で宝塚を代表するショースターでもある新トップへの大きな期待が伺われる。

新トップ娘役の舞空も、抜群のダンス力に加え、歌唱力にも定評があり、Rayから連想する“礼”や“麗”をテーマに、歌と踊りをたっぷり堪能できるショーになりそうだ。

3月9日(月)まで宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場で上演される。

文:原田順子

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