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戸田恵梨香、大島優子の漫才のような掛け合い 『スカーレット』子役から違和感なく交代へ

リアルサウンド

19/10/11(金) 12:00

 NHK連続テレビ小説『スカーレット』第11話では、6年の月日が経ち喜美子(戸田恵梨香)、信作(林遣都)、照子(大島優子)が成長した姿で登場した。

参考:川島夕空から戸田恵梨香にバトンタッチ! 『スカーレット』に魅せられそうな予感でいっぱい

 「おもろいなあ自転車」と嬉々として新作の自転車を乗り回す喜美子。快活とした姿には、幼少期の姿を重ねずにいられない。まさに一人の人間がそのまま成長したかのようなシームレスなバトンタッチに感嘆の声をあげてしまう。

 新作は、春から高校へ、喜美子は照子の紹介で丸熊陶業に就職が決まっていた。就職の挨拶に喜美子は、丸熊陶業に訪れる。照子と息のあった掛け合いはさながら漫才の一幕のようで、6年の月日でその関係性もグッと円熟したように感じられる。照子を演じる大島は、留学していたこともあり、地上波のドラマには『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)以来約2年半ぶりの出演となる。しばらくテレビから離れていたが、『スカーレット』で大きく評価をあげることになりそうだ。

 喜美子は、丸熊陶業の社長である秀男(阪田マサノブ)から就職話の破断を突きつけられる。「男ばかりの職場に15歳の女の子が働いている環境」を問題視してとのことだ。現代なら瞬く間にネットで拡散され問題になるような理由である。加えて、時は2月の半ば。喜美子の絶望は計り知れない。

 さらに、周りは喜美子の就職で浮かれ気分だ。常治(北村一輝)は喜美子の給料を当てにして、商売の拡大を狙い保と博之兄弟を雇ってしまうし、母親たちは就職祝いとして、ブラウスとスカートを誂えるべく高そうな布を抱え、押し寄せてくる。孤立無援極まった喜美子はついには泣き出してしまう。

 秀男がお詫びに、照子が励ましに喜美子の元を訪れる中、常治は姿を消してしまう。いなくなることに最早誰も驚きはないようで、喜美子もマツ(富田靖子)も淡々としている。そんな中、常治は喜美子の就職先を見つけて戻ってくる。一筆書いてもらったと見せるその紙面には大阪の荒木商事という会社の名前が。喜美子は大阪行きを決意するのだろうか。

(文=安田周平)

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