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KinKi Kids、嵐、関ジャニ∞……ジャニーズグループの5大ドームツアー成功に求められるスキル

リアルサウンド

19/3/12(火) 6:00

 季節はすっかり春。春から夏にかけては、ジャニーズグループのツアーが活発に行なわれる時期だ。すでにツアーをスタートさせたり、日程を発表したりしているジャニーズグループも少なくない。先日も、Kis-My-Ft2がドームツアーを行なうことを発表した。ドームでツアーを行なえることは、トップアイドルの証。中でも、KinKi Kids、嵐、関ジャニ∞はこれまで5大ドームツアーを成功させてきた。人気グループが名を連ねているが、5大ドームツアー開催に求められるスキルとは何だろうか。それぞれのグループの特徴と共に考えてみたいと思う。

(関連:KinKi Kidsの飾らず、気負わず、ゆるゆるとした姿 『どんなもんヤ!』25年間変わらないスタンス

■KinKi Kids
 東京ドームと京セラドーム大阪の2大ドームツアーのイメージが強いKinKi Kids。彼らが5大ドームツアーを行なったのは、2002年から2003年の『KinKi Kids DOME F Concert~Fun Fan Forever~』(追加公演『KinKi Kids DOME F Concert~Fun Fan Forever 永遠のBLOODS~』を含む)だ。たった2人で5大ドームを行なえる理由は、なんと言ってもアーティストスキルの高さではないだろうか。KinKi Kidsがデビューから40作品連続でオリコンチャート1位を獲得し、ギネス記録を保持しているのは周知の事実だろう。これは単に人気があるだけでは成し得ない記録である。松本隆作詞、山下達郎作編曲のデビュー曲「硝子の少年」や、久保田利伸が作詞作曲に携わった最新シングル表題曲「会いたい、会いたい、会えない。」のように有名アーティストとタッグを組むことも少なくないが、「Family ~ひとつになること」や「Topaz Love」のようにKinKi Kids2人で曲を作ることもある。そして、いずれもTV番組などで披露しており、ファンでなくても一度は耳にしたことがあるはずだ。これは、彼らがパフォーマンススキルも然ることながら、作詞・作曲センスも持ち合わせている証拠だろう。アイドルとしての魅力だけではなく、アーティストとしても類まれなる才能を持つ彼ら。この先再び5大ドームツアーを開催する可能性もありそうだ。

■嵐
 史上初の7年連続5大ドームツアーを行なっている嵐。現在も、5会場50公演という史上最大規模のツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の真っ最中である。これまで複数回5大ドームツアーを行なっている嵐が、毎年多くの観客を集められるのはコンサートの構成力に秘密があるのではないだろうか。嵐のコンサートはメンバーの松本潤を中心に、構成や演出、振り付けなどに関わり、作り上げていっていることは有名だ。トップアイドルらしさを感じさせる豪華な演出、新旧名曲を織り交ぜたセットリスト、メンバーの素を感じられるMC……。誰もが楽しめる構成になっているのである。以前SNSで嵐ファンが「嵐のコンサートはファンだけが楽しむコンサートではない」と言っているのを目にしたことがある。まさにその通り。抜群に知名度が高い彼らだからこそ、様々な人がコンサートに足を運ぶ。「来る人全員を楽しませたい」、そんな気持ちがコンサート内容からひしひしと伝わってくる。その姿勢こそが、彼らが長年5大ドームツアーを行なえている理由の1つなのではないだろうか。

■関ジャニ∞
 2011年から5大ドームツアーを行ない、2017年には10カ月の間に2回ドームツアーを行なうという偉業を成し遂げた関ジャニ∞。昨年も6人での新体制で5大ドームツアーを成功させた。そんな彼らの特筆すべきスキルは、オールマイティーなパフォーマンス力だろう。例えば、昨年の『KANJANI’S EIGHTERTAINMENT GR8EST』を見てみよう。バンドパートからスタートし、緩く自由奔放なMC、アイドルらしいダンスパート、ソロ&ユニット曲パート、バラエティ映像パート、ムービングステージやトロッコでのパフォーマンスなど、盛り沢山だ。観客を飽きさせることのない関ジャニ∞のコンサートは、何度でも足を運びたくなってしまう。今年はまだツアーの発表が無いが、5大ドームツアーの開催を心待ちにしたい。

 今回は、ジャニーズ事務所を牽引する3組の5大ドームツアーに焦点を当てたが、2大ドームツアー、3大ドームツアー、4大ドームツアーを行なっているグループも多々存在する。彼らが5大ドームツアーを行なう時、どんな“らしい”パフォーマンスを見せてくれるのだろうか。(高橋梓)

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