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天才作家の素顔を追う 記録映画『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』

CINRA.NET

20/8/29(土) 6:00

© 2019, Hatch House Media Ltd.

映画『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』が11月6日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマほか全国で順次公開される。

世界最速公開となる同作は、著書『ティファニーで朝食を』『冷血』などで知られ、戦後アメリカのセレブリティーのアイコン的存在でもあった「恐るべき子供」トルーマン・カポーティの素顔に迫るドキュメンタリー。ジョージ・プリンプトンの評伝をもとに、新作『叶えられた祈り』第1章のスキャンダラスな内容によって社交界から追放されたカポーティが、アルコールと薬物中毒に苦しみ、同書の完成を待たず、1984年に59歳でこの世を去るまでの栄光と転落の人生を映し出す。原題は『The Capote Tapes』。

メガホンを取ったのは、バラク・オバマ政権時のホワイトハウスでソーシャルセクレタリーを務めた経験を持ち、同作が監督デビュー作となるイーブス・バーノー。『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』では、ノーマン・メイラーやローレン・バコールらの過去の取材テープに加え、カポーティの養女ケイト・ハリントン、ジェイ・マキナニー、アンドレ・レオン・タリーたちのインタビューなどを使用している。
    
発表とあわせて日本版オリジナルポスターが公開。リチャード・アヴェドンが撮影したカポーティの写真が使用されているほか、「私はアル中である。私はヤク中である。私はホモセクシュアルである。私は天才である。」「“誰もが一度は会いたいと願うが、一度会えば二度とは会いたくない”男」というコピーが添えられている。

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