村治佳織、映画のような私の人生 〜いつもギターが一緒だった〜
「さまざまな出会い〜白洲正子/ロドリーゴ」 (見えない力を信じる)
全10回
第7回
18/10/5(金)
(C)Kazumi Kurigami
自分自身を振り返ってみてもそうですが、生まれた環境は、それが全てとは言わないまでもとても大事だと思います。なので、その環境を大切にしながら生きた白洲正子さんにはとても興味があります。たまたま目にした女性誌の中に“白洲正子特集”があって「ご自分のスタイルが確立されていてかっこいいなあ」と思ったのがきっかけでした。白洲さんの存在を知って以来、仏教や骨董品などについての著書を読み、モットーである“いいものを持つ”ことや“審美眼を持つ”ということの意味を知ったのが20代前半のことでした。“こだわり”ですね。白洲さんのおじい様には華族ご出身の方もいるほどで、私はまったくの庶民。生まれた背景があまりにも違いますので簡単に比較などできるはずもなく、こうなりたいと思うわけではありませんが、女性として、人としてのかっこ良さを感じます。鶴川にある白洲次郎・正子夫妻の旧邸宅「武相荘」にもずっと行きたいと思っていて、先日ようやく願いが叶いました。
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