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STUDIO4℃制作「海獣の子供」主演は芦田愛菜、久石譲が音楽を担当

ナタリー

19/2/27(水) 4:00

上段左から石橋陽彩、芦田愛菜、窪塚愛流。下段左から海、琉花、空。

STUDIO4℃制作の長編アニメーション「海獣の子供」の公開日が6月7日に決定。声のキャストとして芦田愛菜、石橋陽彩、窪塚愛流が出演し、久石譲が音楽を手がけることも発表された。

五十嵐大介による同名マンガをアニメ化する本作は、他人とうまく接することができない中学生の少女・琉花が、ジュゴンに育てられた不思議な2人の少年・海と空に出会う海洋ファンタジー。芦田が琉花、石橋が海、窪塚愛流が空に声を当てる。また、久石が長編アニメーションの音楽を手がけるのは2013年に公開された「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」以来6年ぶりとなる。

主演を務める芦田は琉花について「『自分の気持ちを誰かにわかってもらいたいのに、上手く言葉にして想いをぶつけられない』という彼女のもどかしさにも、すごく共感できました」と述べ、「キャラクターと向き合いながら、声を通して作品を一緒に作らせて頂けたことをとても嬉しく思っています」とコメント。石橋は「海や街並みの色がとても綺麗で繊細に描かれているので『リアル』を感じました。映画の世界に引き込まれるほどのブルーを皆さんにも観てほしいです」と語る。父・窪塚洋介が原作のファンだと明かした窪塚愛流は「監督さんや、原作者の五十嵐大介さんが思う『空』になりきりたいと思っています」と意気込みをつづった。五十嵐と、監督を務めた渡辺歩のコメントは下記に掲載している。

「海獣の子供」は全国でロードショー。なお、YouTubeでは本作の特報映像が公開されている。

芦田愛菜 コメント

「命のはじまりってどこにあるのだろう。自分の存在意義って何だろう。」と、同じ14歳の琉花と一緒に考えたり、知りたいと思いながら演じさせて頂きました。「自分の気持ちを誰かにわかってもらいたいのに、上手く言葉にして想いをぶつけられない」という彼女のもどかしさにも、すごく共感できました。
渡辺監督のこだわり、五十嵐先生の想いを現場で沢山伺いました。ひとつひとつのシーンごとに立ち止まって、そしてキャラクターと向き合いながら、声を通して作品を一緒に作らせて頂けたことをとても嬉しく思っています。

石橋陽彩 コメント

この映画の第一印象は、海や街並みの色がとても綺麗で繊細に描かれているので「リアル」を感じました。
映画の世界に引き込まれるほどのブルーを皆さんにも観てほしいです。
そして、僕が演じた「海」は、嬉しいことも、悲しいことも、ありのままに表現する少年なので、僕も声変りの今をありのままに受け入れて役に入り込むことができたと思います。
「海」の息づかいはシーンごとにこだわりがあるのでそちらもぜひ注目してほしいです。芦田さん、窪塚さんとの初共演も楽しみです!

窪塚愛流 コメント

僕と歳が近い魅力的な「空」の役になりきり初めての声優に挑戦したい!ということと、父が「海獣の子供」の漫画がとても好きだということで、コレはやるしかない!と思い挑戦しました。出演が決まり、とても嬉しく、ワクワクしています。自分はまだこの仕事を始めたばかりで、声優は初めてということもあり上手くできるか不安もありますが、今まで練習してきた事を全て活かし、監督さんや、原作者の五十嵐大介さんが思う「空」になりきりたいと思っています。

五十嵐大介 コメント

「海獣の子供」は、キレイな型にあてはめるとどうしても零れ落ちてしまうような事を、それでもなんとか形にしようと思いながら描きました。

先日、漫画にはない“音”の制作現場に少しだけ立ち会いました。
久石さんの音楽の収録は映像を流しながら行われていて、映像に音が乗った瞬間、一気に世界が立ち上がり、自分が海の風に飲み込まれるような感覚になりました。その映像は壮大さに加え、細やかな演出と作画によって原作では描き切れなかった登場人物の心情に寄り添ったシーンになっていました。芦田愛菜さんの声は聞く人を引き込む独得な響きを湛えていて映画の世界にずっと浸っていたい気持ちになりました。

映画と漫画は全く違う表現です。でも「海獣の子供」への思いは、映画を制作した皆さんと共有出来ていると思います。完成した形を大画面で観るのが待ち遠しい!です。

渡辺歩 コメント

遂に! この映画を皆さんにご覧頂ける時が来たことを大変嬉しく思います。

孤高の「描写力」を誇る原作に肉迫すべく、徹底して「描き」に拘るスタッフ達が一筆一筆を刻み付けた“カット”を、宇宙の律動を紡いだ音楽で“シーン”として鮮やかに染め上げて下さった、久石譲先生! 芦田さん、石橋さん、窪塚さんをはじめとした最高のキャストによって“ドラマ”が織り成され……。この映画は全ての要素が高い密度で結合しているのです。
「何ものにも似ていない原作」から、「何ものにも似ていない映画」が生まれました。
言葉として書き表すのがもどかしいほど、この手応えに私は興奮しています。「14歳」の少女を通して見つめる、命の不思議とロマン。この物語の最後に彼女が何を感じるのか……。

皆様に是非見届けていただきたいです。

(c)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

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