「KYOTO EXPERIMENT」の新アートディレクターに小池アイ子が就任し、このたび小池が手がけた新しいロゴが公開された。

「KYOTO EXPERIMENT」は、2010年から開催されている京都発の国際舞台芸術祭。小池は新しいロゴのコンセプトについて「変わりゆく状況の中で、これからの舞台芸術祭のロゴを、いま定めてしまうのは難しいと思った。混沌とした世の中のぐにゃぐにゃと、ダンスやパフォーマンス、動きの軌道のぐにゃぐにゃ。変化する社会や人の気持ちに寄り添って、柔軟で、変容する、2秒で出来る即興性のあるロゴ。不安や期待、愛をこめて、その都度ぐにゃぐにゃを描く」と説明し、「プラットフォームが変わっても、舞台芸術はなくならない。このぐにゃぐにゃが、従来の舞台芸術祭の在り方を越えて、どう変貌していくのか、実験していきたい」と思いを語った。

また、共同ディレクターを務める川崎陽子、塚原悠也、ジュリエット・礼子・ナップは、新たなロゴのデザインについて「このロゴが、定まらないからこそ力強い形で、これからのKYOTO EXPERIMENTを体現してくれると確信しています」とコメントしている。

「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 SPRING」の開催は、来年2月3日から3月28日まで。プログラムの全容は12月15日に発表される予定だ。

「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2021 SPRING」

2021年2月3日（水）～3月28日（日）
京都府 ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座 ほか