新キャスト迎えたモリミュOp.3開幕!鈴木勝吾「“真実”を観て」
「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3(オーパススリー) -ホワイトチャペルの亡霊-」より。
「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3(オーパススリー) -ホワイトチャペルの亡霊-」が、昨日8月5日に東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕した。
「ミュージカル『憂国のモリアーティ』」は、「ジャンプSQ.」(集英社)で連載中のマンガ「憂国のモリアーティ」のミュージカル化作品。その第3弾となる「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3(オーパススリー) -ホワイトチャペルの亡霊-」では、第1弾、第2弾に続き、InnocentSphereの西森英行が脚本・演出を手がける。ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ役の鈴木勝吾、シャーロック・ホームズ役の平野良らが続投するほか、ジャック・レンフィールド役の石坂勇、ザック・パターソン役の輝馬、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン役の藤田玲が新キャストに名を連ねた。
開幕に際し、鈴木は「この『Op.3』が皆様の目にどう映り、その眼が何を読み取るのか、楽しみでなりません。それは未来へ続くものなのか、現実を映し出すものなのか。『真実』が届くことを祈っております。是非劇場で、配信で。この作品の“真実”を観て頂ければ幸いです」とコメント。平野は「『Op.3』から更に、僕がとても好きな“クセ”を持ったキャストが参加してくれて、より躍動的に、より知的戦になっていると思います」と今作の見どころを明かすと共に、「自信を持って観ていただける作品になったと思います。ですので、シンプルに……『楽しみにしていてください』」とアピールした。
上演時間は休憩ありの約2時間45分。東京公演は8月15日まで行われ、その後、19日から22日まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。一部公演ではライブ配信、ディレイ配信、アーカイブ配信を実施。また、来年1月26日に本作のBlu-ray / DVDが発売されることも明らかになった。
鈴木勝吾コメント
まず今回新キャストが入ってきてくれたことについて感じたことは、同意と共鳴でしょうか。“モリミュ”という中で感じてきたものが、新しい風においても「そうである」と確信があった時、新たなる一歩を踏み出せたました。
そして楽曲について、音楽のただすけさんは「歩みを止めない天才」でありこの作品の創造主。そこには歌う僕らへの、聴くお客様への、この作品への愛と敬意がある。そんな楽曲を歌うことができるのは至上の喜びです。彼が創り出した音楽を昇華できるよう自身が歌えていることを祈っています。
最後にここまで「初演」「Op.2」と続けられてきたのは、ミュージカル「憂国のモリアーティ」を愛してくれた人達のおかげです。そのためにも全力を賭して臨みます。この「Op.3」が皆様の目にどう映り、その眼が何を読み取るのか、楽しみでなりません。それは未来へ続くものなのか、現実を映し出すものなのか。「真実」が届くことを祈っております。是非劇場で、配信で。この作品の“真実”を観て頂ければ幸いです。
平野良コメント
「Op.3」から更に、僕がとても好きな“クセ”を持ったキャストが参加してくれて、より躍動的に、より知的戦になっていると思います。
楽曲に関しても、ミュージカル「憂国のモリアーティ」の世界がより強固なものになっていると感じます。とがった楽曲と、まろやかな楽曲のバランスが最高です!
自信を持って観ていただける作品になったと思います。
ですので、シンプルに……「楽しみにしていてください」
大湖せしるコメント
新キャストさんが入ったことによって、“モリミュ”の魅力が増しているのは確実。その中で、モリアーティ陣営もホームズ陣営も全くブレる事なく、今まで創り上げてきたものを大切にしているところもまた魅力のひとつだと思います。
「Op.2」はソロナンバーが多かったのですが、今回はみんなでひとつの曲を歌い上げるというかたちで、とても新鮮です。ハモリパートは、ジェームズ・ボンドがモリアーティ陣営に仲間入りした事を実感できる貴重な瞬間です。
今、舞台に立てている事は本当に奇跡。この奇跡をお客様と共有できることがなによりの幸せです。最後まで一緒に闘ってください、僕たちと。
石坂勇コメント
シリーズ3作目ということで、皆さんが創ってこられた世界観へ、新たにピリッと心地よい風を吹かせたいと思っています。そしてスタッフさんキャストさんとの出会いに心から感謝しています。今共に作品創りができたことが未来に繋がる大きな自信になりました。
初めて自分の歌う曲を聴いた時は「これはムリ」と思いましたが(笑)、聞けば聞くほどジャックの存在が自分の中に生まれてゆき、気づくと口ずさんでいる自分がいました。更に生のピアノとヴァイオリンと役者のセッション、もう気分はサイコーです!
役者達が大切にしているコミュニケーションが困難である中、心でみんなを感じられたことも良き経験になりました。この座組みサイコーです。後はお客様をお迎えできればミュージカル『憂国のモリアーティ』の完成です。心よりお待ちしております。
高木俊コメント
続投キャストもそうですが、新キャストのみんなもいろんな現場で活躍してきた猛者ばかりなので、稽古場での取り組む姿勢が素晴らしかったです。みんな芝居が好きなんだな、と感じました。
そして3作目で、ついにレストレードのソロナンバーがきてしまいました! そして難しい! そこそこボリュームもある! やってくれたな……と思いつつも「レストレードおじさん頑張る!」と、やる気になりました(笑)。
「Op.3」のレストレードさん、頑張っています! こんな姿なかなか見られないと思います。ぜひ目に焼き付けてください!
輝馬コメント
“モリミュ”カンパニーの皆さん、とても難しいことをやられていて、すごいなと思ったのが最初の印象です。楽曲も初めて歌った時は「すごく難しい曲だな」と感じましたが、歌うにつれてだんだん楽しくなりました!
ミュージカル「憂国のモリアーティ」の世界、一生懸命に生き抜きます!
藤田玲コメント
カンパニーは知り合いの方ばかりだったので、すんなり馴染めました。いい意味で“大人なカンパニー”。一人ひとりが自分の役に責任を持って板に立っているなぁという印象です。
楽曲はとても美しくて難しい曲が多い! ミルヴァートンの曲はメロディーラインがどこか邪悪で執拗なおどろおどろしさがあり、とても役に合っているなぁと思います。ピアノとヴァイオリンが世界観を増幅して下さっているので、歌っていてとても気持ちがいいです!
皆様のイメージするミルヴァートンを探し、研究し、役を作り臨んだつもりです。お楽しみ頂けるように最後までブラッシュアップしていきますので、よろしくお願い致します。
「ミュージカル『憂国のモリアーティ』Op.3(オーパススリー) -ホワイトチャペルの亡霊-」
2021年8月5日(木)~15日(日)
東京都 品川プリンスホテル ステラボール
2021年8月19日(木)~22日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
原作:構成・竹内良輔 漫画・三好輝「憂国のモリアーティ」(集英社「ジャンプSQ.」連載)
脚本・演出:西森英行
音楽:ただすけ
キャスト
ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ:鈴木勝吾
シャーロック・ホームズ:平野良
アルバート・ジェームズ・モリアーティ:久保田秀敏
ルイス・ジェームズ・モリアーティ:山本一慶
セバスチャン・モラン:井澤勇貴
フレッド・ポーロック:赤澤遼太郎
ジョン・H・ワトソン:鎌苅健太
ジェームズ・ボンド:大湖せしる
ジャック・レンフィールド:石坂勇
ジョージ・レストレード:高木俊
ザック・パターソン:輝馬
アータートン:奈良坂潤紀
チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン:藤田玲
アンサンブル:荒川湧太、荒木浩介、伊地華鈴、大澤信児、木村優希、熊田愛里、白崎誠也、田上颯志、永咲友梨、蓮井佑麻、福冨玄刀、若林佑太
ピアノ:広田圭美
バイオリン:林周雅
※高木俊の「高」は、はしごだかが正式表記。
※2021年8月8日追記:8月8日13:00開演回、18:00開演回は中止になりました。
(c)竹内良輔・三好 輝/集英社 (c)ミュージカル『憂国のモリアーティ』プロジェクト