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3人の女性を襲う不況の波描く、青年座「SWEAT スウェット」開幕

ナタリー

19/3/8(金) 17:34

劇団青年座 第235回公演「SWEAT スウェット」より。左から野々村のん演じるシンシア、佐野美幸演じるジェシー、松熊つる松演じるトレーシー。(撮影:坂本正郁)

劇団青年座「SWEAT スウェット」が、3月6日に東京・駅前劇場で開幕した。

リン・ノッテージ作「SWEAT スウェット」は、2017年度のピュリツァー賞戯曲部門を受賞した作品。アメリカ・ペンシルベニア州レディングを舞台に、工場で共に働くトレーシーとジェシー、シンシアを軸にした物語が展開する。経済のグローバル化に伴う不況の波が押し寄せる中、3人が勤める会社はコストダウンを目標にメキシコへの工場移転を発表し……。

本作の日本初演を演出する伊藤大は、「ステージを重ねるにつれてますます中身の濃いものになると思います。特に若い方に波紋が広がっています」と手応えを語っている。上演時間は15分の休憩を含む約2時間50分。公演は3月12日まで行われ、10日の終演後には本作の翻訳を担当した小田島恒志と小田島則子、そして伊藤によるアフタートーク「翻訳劇を語る」が実施される。

伊藤大コメント

青年座公演「SWEAT」、3月6日に駅前劇場でぶじ初日の幕を開けました。
お客さまにおいでいただいて舞台の空気もいや増しに熱気を帯びて、いっそう迫力のある舞台になりました。ステージを重ねるにつれてますます中身の濃いものになると思います。特に若い方に波紋が広がっています。お越しをお待ちしております!

劇団青年座 第235回公演「SWEAT スウェット」

2019年3月6日(水)~12日(火)
東京都 駅前劇場

作:リン・ノッテージ
翻訳:小田島恒志、小田島則子
演出:伊藤大
出演:加藤満、山賀教弘、五十嵐明、逢笠恵祐、久留飛雄己、松田周、松熊つる松、佐野美幸、野々村のん

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