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毎日映画コンクール「スパイの妻」が最多10ノミネート、主演賞に草なぎ剛、蒼井優ら

ナタリー

20/12/23(水) 5:00

「第75回毎日映画コンクール」ビジュアル

第75回毎日映画コンクールのノミネーションが明らかに。黒沢清が監督を務めた「スパイの妻(劇場版)」が最多10部門でノミネートを果たした。

1935年に始まった全日本映画コンクールを前身とする毎日映画コンクールは、1946年に毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された映画賞。第75回では2020年の1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品が対象となる。

「スパイの妻(劇場版)」に続くのは、8ノミネートとなった約4時間半の大作「アンダードッグ」。また第93回アカデミー賞国際長編映画賞部門の日本代表作品に決定している「朝が来る」、大林宣彦の遺作となった「海辺の映画館―キネマの玉手箱」が6ノミネートとなった。

演技部門では「スパイの妻(劇場版)」から蒼井優、高橋一生、東出昌大がそれぞれ女優主演賞、男優主演賞、男優助演賞にノミネート。人生に見放された3人のボクサーを描いた「アンダードッグ」からは森山未來が男優主演賞、勝地涼と北村匠海が男優助演賞に。ほかにも「本気のしるし 劇場版」の森崎ウィンと土村芳、「MOTHER マザー」の長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、「朝が来る」の浅田美代子と蒔田彩珠、「37セカンズ」の佳山明、神野三鈴、渡辺真起子と同一作品からのノミネートが目立つ結果となった。

また「ミッドナイトスワン」でトランスジェンダー女性を演じた草なぎ剛は男優主演賞に、女優デビューを果たした一果役の服部樹咲はスポニチグランプリ新人賞に選出された。そのほかのノミネーションは下記の通り。

第75回毎日映画コンクールの受賞結果は1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン紙上で発表。表彰式は2月17日に東京・めぐろパーシモンホールで開催される予定だ。

※記事初出時、一部キャラクター名に誤りがありました。お詫びして訂正します

第75回毎日映画コンクール ノミネーション

日本映画大賞・日本映画優秀賞

「朝が来る」
「アンダードッグ」
「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
「スパイの妻(劇場版)」
「MOTHER マザー」

外国映画ベストワン賞

「異端の鳥」
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
「TENET テネット」
「はちどり」
「パラサイト 半地下の家族」
「燃ゆる女の肖像」

男優主演賞

石橋蓮司「一度も撃ってません」
草なぎ剛「ミッドナイトスワン」
高橋一生「スパイの妻(劇場版)」
森崎ウィン「本気のしるし 劇場版」
森山未來「アンダードッグ」

女優主演賞

蒼井優「スパイの妻(劇場版)」
芦田愛菜「星の子」
土村芳「本気のしるし 劇場版」
長澤まさみ「MOTHER マザー」
水川あさみ「喜劇 愛妻物語」

男優助演賞

阿部サダヲ「MOTHER マザー」
宇野祥平「罪の声」
勝地涼「アンダードッグ」
北村匠海「アンダードッグ」
成田凌「窮鼠はチーズの夢を見る」
東出昌大「スパイの妻(劇場版)」

女優助演賞

浅田美代子「朝が来る」
神野三鈴「37セカンズ」
岸井ゆきの「空に住む」
ベッキー「初恋」
蒔田彩珠「朝が来る」
渡辺真起子「37セカンズ」

スポニチグランプリ新人賞(男性)

上村侑「許された子どもたち」
岡田健史「望み」
奥平大兼「MOTHER マザー」
下倉幹人「アイヌモシリ」
宮沢氷魚「his」
寄川歌太「滑走路」

スポニチグランプリ新人賞(女性)

芋生悠「ソワレ」
佳山明「37セカンズ」
工藤遥「のぼる小寺さん」
服部樹咲「ミッドナイトスワン」
モトーラ世理奈「風の電話」
森七菜「ラストレター」

監督賞

大林宣彦「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
河瀬直美「朝が来る」
黒沢清「スパイの妻(劇場版)」
諏訪敦彦「風の電話」
武正晴「アンダードッグ」
土井裕泰「罪の声」

脚本賞

足立紳「アンダードッグ」
足立紳「喜劇 愛妻物語」
野木亜紀子「罪の声」
濱口竜介、野原位、黒沢清「スパイの妻(劇場版)」
丸山昇一「一度も撃ってません」

撮影賞

今井孝博「窮鼠はチーズの夢を見る」
佐々木達之介「スパイの妻(劇場版)」
月永雄太、榊原直記、河瀬直美「朝が来る」
西村博光「アンダードッグ」
灰原隆裕「風の電話」
三本木久城「海辺の映画館―キネマの玉手箱」

美術賞

安宅紀史「スパイの妻(劇場版)」
磯見俊裕、露木恵美子「罪の声」
磯見俊裕、露木恵美子「ばるぼら」
瀬下幸治「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」
相馬直樹「窮鼠はチーズの夢を見る」
竹内公一「海辺の映画館―キネマの玉手箱」

音楽賞

渋谷慶一郎「ミッドナイトスワン」
長岡亮介「スパイの妻(劇場版)」
半野喜弘「窮鼠はチーズの夢を見る」
安川午朗「一度も撃ってません」
山下康介「海辺の映画館―キネマの玉手箱」

録音賞

内田誠「海辺の映画館―キネマの玉手箱」
加藤大和「罪の声」
藤丸和徳「アンダードッグ」
森英司、ロマン・ディムニー「朝が来る」
矢野正人「おらおらでひとりいぐも」
吉野桂太「スパイの妻(劇場版)」

アニメーション映画賞・大藤信郎賞

「生きる壁」
「いしのしし」
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」
「劇場版 ごん - GON, THE LITTLE FOX -」
「音楽」
「かたのあと」
「サイダーのように言葉が湧き上がる」
「The Balloon Catcher」
「ジョゼと虎と魚たち」
「DINO!」
「どうにかなる日々」
「Birth-めぐるいのち-」
「附子」
「魔女見習いをさがして」
「Radio Town」
「レベッカ」
「わたしたちの家」

ドキュメンタリー映画賞

「アリ地獄天国」
「サマショール ~遺言 第六章~」
「さよならテレビ」
「セノーテ」
「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」
「れいわ一揆」

※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀
※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記
※アニメーションおよびドキュメンタリー部門に限り、2020年1月1日から12月31日までに完成もしくは上映された作品が対象

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