かつて東西冷戦時代、ソ連（ソビエト社会主義共和国連邦）から自由を求めてアメリカなど西側諸国に亡命する人が絶えませんでした。ところが、そのソ連に亡命した若者たちがいたのです。

それが、北朝鮮から若きエリートとしてソ連に留学していた8人の青年たちでした。彼らは祖国を失い、けっして豊かではない異国の地で亡命生活を送ることになります。彼らは、どんな思いでソ連で生活していたのか。この映画は、ソ連各地に散らばった彼らを追いかけたドキュメンタリーです。

8人は朝鮮戦争で北朝鮮の人民軍兵士として戦い、その功績で留学生に選ばれ、ソ連の国立映画大学で映画製作の手法を学んでいました。志操堅固な生粋の共産主義者だったのです。

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