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フリクリってなんだ?新谷真弓と上村泰が「フリクリ オルタナ」の制作裏話を語る

ナタリー

18/9/8(土) 12:55

「フリクリ オルタナ」初日舞台挨拶にて、左から上村泰、新谷真弓。

劇場アニメ「フリクリ オルタナ」の初日舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ 上野にて9月7日に行われ、ハルハラ・ハル子役の新谷真弓、監督の上村泰が登壇した。

本作は2000年から2001年にかけて発表され、鶴巻和哉が監督を務めたOVAシリーズ「フリクリ」の続編。9月28日にはもう1つの新作「フリクリ プログレ」が公開される。

上村は本作を手がけるにあたり、スタッフたちと「フリクリってなんだ?」という議論を交わしたことを明かす。「みんなバラバラなんですよ。みんなの中にそれぞれの『フリクリ』があるんだと思いました」と説明し、「その中で僕の『フリクリ』はこうなんだという熱い思いがあって。作品の方向性を決めるとき、前作のセンチメンタルで繊細な部分が描けたらなと思いました」と本作に込めた思いを述べた。

上村は絵コンテや脚本ができる前から新谷にも意見を求めていたようで、新谷は「もともと鶴巻さんが作られた『フリクリ』ってプライベートフィルムみたいなものなので。違う人が作っても同じハル子にはならないと思って、それに対抗するには上村監督のプライベートフィルムにするしかないですよね、とお話ししました」と裏話を披露。ハル子のキャラクターについて悩んでいたという上村は「新谷さんから天の声をいただきました」と口にして会場の笑いを誘う。

イベントでは、河本カナ役の美山加恋によるコメント動画の上映も。美山は「カナたちの悶々とした日々を観ながら、皆さんにも青春ってこんな感じだったなと楽しんでいただきたいです」と作品をアピール。そして新谷が「『フリクリ』を長く愛してくださっている皆さんへの感謝の気持ちでいっぱい。これからどういう展開があるのかわかりませんが、この先も『好き』という気持ちを持ち続けてくれたらうれしいです」、上村が「『フリクリってなんだろう』と自分の中で探していただければ」と観客に呼びかけ、舞台挨拶の幕を引いた。

(c)2018 Production I.G / 東宝

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