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『グリーンブック』ピーター・ファレリー監督来日決定 インタビューを収録したスペシャル映像も

リアルサウンド

19/2/15(金) 18:00

 3月1日公開の映画『グリーンブック』の監督を務めたピーター・ファレリーが来日することが決まり、あわせてスペシャル映像が公開された。

参考:映像はこちら

 第43回トロント国際映画祭での観客賞受賞を皮切りに、第76回ゴールデングローブ賞で作品賞(ミュージカル&コメディ部門)を含む今年度最多の3部門を受賞し、第91回アカデミー賞で作品賞を含む5部門でノミネートされている。1962年の差別が色濃い時代、黒人用旅行ガイドブック“グリーンブック”を頼りにツアーへ旅立った、ガサツで無教養なトニー・リップとインテリな黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリーの2人の旅を描く。

 映像では、主人公トニー・リップの息子であり、プロデューサー・脚本を手がけたニック・バレロンガが、「父についてなら15本くらい映画が作れる」というほどの数々のエピソードの中から特に心に残った、黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリーとのコンサートツアーについて映画化を決めたと本作の経緯を説明。そして、プロデューサーの1人であり、オスカー女優のオクタヴィア・スペンサーも登場し、「二人が旅を通して互いを知っていく、心温まる物語」と、本作の完成度に太鼓判を押している。

 トニーを演じたヴィゴ・モーテンセンは、実際のトニーに会ったことはないものの、手紙や資料などから「ボビー・ダーリンやフランク・シナトラなど、すごい人たちとすぐに友達になる」人物だったと語る。また、ファレリー監督は、実際のトニーが書いた手紙と、ニックが父の話を録音したテープを元に作品を作り上げたことを明かしている。

 そんなファレリー監督が、アカデミー賞授賞式、そして日本公開直後に初来日し、3月3日に劇場での舞台挨拶に登壇することが決定。ファレリー兄弟として『メリーに首ったけ』や『愛しのローズマリー』など下ネタやギリギリのブラックジョーク満載のコメディ映画を世に送り出してきたファレリー監督が初めて手がけるドラマ作品は、「イタリア系白人と黒人ピアニストによる、強い差別の残る南部への旅」という深刻なテーマを、爽やかな笑いを含む映画として作り上げた。(リアルサウンド編集部)

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