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あいみょんの“ラブ・コール”が実現した対バンツアー 共演者と見せる新たな一面に期待

リアルサウンド

19/3/5(火) 14:00

 あいみょんが、5月17日から開催される対バンツアー『AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”』のゲストを発表した。今をときめくあいみょんのことだから、同世代の若いアーティストとの対バンだろうと個人的には思っていたのだが、その予想は大きくはずれていた。メンツをよく見ると、ライブタイトルの“ラブ・コール”とは彼女の好きなアーティストを集めたということか! と納得できる顔ぶれになっている。今回のツアーに出演するアーティストは以下の通りだ。

(関連:【写真】あいみょんインタビュー

・HY
・マカロニえんぴつ
・木村カエラ
・My Hair is Bad
・竹原ピストル
・ORANGE RANGE
・amazarashi
・DISH//
・平井堅
・石崎ひゅーい

 名前を見ればわかるように、豪華なアーティストであることは然ることながら、あいみょんを語る上では欠かせない人物の名もちらほら。ファンにはたまらないラインナップになっているのではないだろうか。

 正直なところ、あいみょんがここまでのアーティストと肩を並べるアーティストになるとは思っていなかった。確かに2015年発売の『貴方解剖純愛歌 ~死ね~』を聴いたときに、独特な世界観を表現した毒気のある歌詞をここまでキャッチーに歌うことができるのかと衝撃を受けたし、絶大な人気を得ていくことを確信していたものの、売れるにはまだ時間がかかるだろうと思っていた。しかし、性別問わず様々な視点から詞が書ける柔軟な感性と幅広い表現力によって、ドラマや映画などの主題歌に次々と抜擢。急速に人気は拡大し、今や椎名林檎やaikoといった往年の女性シンガーに劣らない人気と実力を兼ね備えたアーティストへ成長している。

 筆者のあいみょん観を簡単に述べたところで、今回のツアーの話をしていこう。今回の見所になるのはやはり、さまざまなアーティストたちとの共演を観られるということだ。これまでは、きのこ帝国のツアーファイナルに出演したり、自身初の企画『いざ、尋常に』で日食なつこ、sympathyと共演するなど、音楽性の繋がりを感じられるアーティストとの共演が多かった。しかし同ツアーの共演者を見てみると、ジャンルや性別を問わず多種多様な顔ぶれが揃っていることがわかる。ここまでバラエティ豊かなアーティストたちとの対バンはなかったのではないだろうか。

 そして、先述したようにあいみょんを語る上では欠かせないアーティストとの共演も必見だ。彼女が楽曲を提供し話題となったDISH//のほか、彼女が影響を受けたアーティストの1人として公言している平井堅とも共演。一方の平井も自身のコンセプトライブ『Ken’s Bar』であいみょんの楽曲「愛を伝えたいだとか」をカバーしたことがある。

 個人的には石崎ひゅーいとの共演が気になるところ。石崎ひゅーいとあいみょんといえば、菅田将暉を交え夜な夜な公園にギター片手に集まり、弾き語りをするなど親交が深い。プライベートな一面がライブで垣間見れるのではないかと思うし、もしかしたら菅田将暉の登場もあるかもしれないと期待してしまう。

 作品を重ねるごとに表現力が増している彼女の実力を考えれば、あいみょんは期待以上のアクトを私たちに魅せてくれるはず。この原稿で一番伝えたいのは、今回の対バンツアーでは、これまでになかったアーティストとの共演によって、様々なあいみょんの“顔”が観れるぞ! ということ。“ラブ・コール”を送ったあいみょんとそれに応えるアーティストたち、音楽を通じた文通のような素敵な掛け合いをこのツアーでは期待したい。(笹谷淳介)

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