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武田航平 オレニ撮ラセロ!

アプローチの違いが刺激的。それが楽しくて面白い

毎週連載

第68回

20/10/23(金)

『TRUMP』シリーズの魅力について演者として感じていることを伺ってみると、やはり演出家の末満健一さんの話題は外せないよう。さらに、5年経った今だからこその客観的なお話にも注目です!

床に転がっていても真剣に向き合っている

陳内 そういえば航平くんと初めて『TRUMP』で共演したときに、本当に“陽”の人だなって思って。一度、僕と航平くんと演出の末満(健一)さんと3人で稽古をしたときに、もがいて“陰”になりそうなところを、航平くんは「あ~!ムカつくっ!」って明るく駄々をこねているのがすごく印象的でした(笑)。

武田 あはは。それは今でも覚えてる。末満さんと話していて、「もうわかんねぇよ! ムカつくな~!」って転がっていたよね。

陳内 そうそう! 床に転がっていて、ビックリした(笑)。

武田 それは思い出深いなぁ。でも、それでも真剣に向き合っているからね。

陳内 もちろん。悩み方にはいろいろあるんだなって思いましたね。

武田 でも、本当に『TRUMP』は素敵な作品だよね。将は、末満さんのことを“天才”って呼んでたよね。

陳内 うん。天才だと思う。

武田 たしかに、いろんなところに伏線があって、それぞれに時間軸があってという、壮大なファンタジーになっているよね。世界観に厚みがあるし、キャラクターにコンプレックスや人間臭い部分を思いきり抱えさせているから演じ甲斐があるしね。でも、将に対しては、「クラウスに関しては将に聞くか」というところがあったよね。そういうところはすごく素直な方。

陳内 そうだったね。

武田 ちゃんと役者に託しているところもあるからこそ、人間を深く追求できるし、観る側もハマってくれるんだと思うな。

陳内 『TRUMP』って、末満さんが夢で見た物語なんじゃないかなって思うんですよ。前にスピルバーグ監督が、「自分の夢を映画にできたら一番面白い」って言っていて。それと同じで、末満さんの妄想をちゃんと役者が演じたら一番面白いんだろうなって思っていて。それこそ、マリオネットになるような、お客さんまでもが操り人形になっているような、言葉を選ばずに言えば洗脳されていくような感覚になる気がする。

武田 あはは。でもわかる!

陳内 だからこそ、こんなにも熱狂的なファンが今でもついているんだと思うんですよね。釣りで言ったら返しがついているような感じ! 一度口に入れたら離れられないような。

『TRUMP』の世界に導く音楽がスイッチ

武田 そうそう! 離そうと思ってもなかなか離れない感覚だよね。あとは、照明の使い方やセット、衣装なんかにもものすごくこだわりがあるから、そこもいいんだよね。

陳内 本当に照明にこだわっていますよね。

武田 すごく手が込んでいるから、あの劇場に入って、あのセットを見ると、ディズニーランドに行った時のような気持ちになる!

陳内 わかるなぁ。あとは音もすごくこだわってる。

武田 そう!

陳内 あのイントロが流れると、一瞬であの世界に連れていかれる。

武田 あの音は今でも染みついているし、その瞬間、両手をあげたくなる(笑)。

陳内 なる!(笑)

武田 すごくファンタジーだよね。お客さんも、始まった瞬間に世界観が切り替わっているのがわかるもん。その切り替わる感覚を、将はうまく使っている気がする。そこに自覚があるかはわからないけど、絶対に音や照明をきっかけに自分がその世界に入っているんだと思うよ。

陳内 意識はしていないかもなぁ。僕はあまり自分が出演した映像を見直さないタイプなんだけど、後輩に貸したDVDが返ってくる度に感想を聞いて、そのときの空気感を思い出すことが多いかな。

武田 ほとんどの人が、「陳さん、バケモンですね」としか言わないよね。

陳内 あはは。

武田 俺もクラウスをやったけど、将のクラウスを観た人は、俺じゃ物足りない。アレンに関しては、俺の方をいいと言ってくれる人はいるけど、クラウスに関しては、もうちょっとやってほしかったってとある有名なキャスティングプロデューサーが言っていて、すごく納得した覚えがある。

陳内 へ~。そうなんだ。

武田 うん。もちろん、お互いがやっていることが全然違うんだけどね。

陳内 アプローチが違うからね。

武田 違うんだけど、だからこそ刺激的だし、楽しくて面白いなって思ったよ。だからこそ、いいって言ってくれる人も多いわけだし、ありがたいよね。

陳内 本当にそうだね。

「僕もそろそろヒーローになりたい!」

武田 俺たちの共通点として、『TRUMP』以外にも東映作品があるよね。

陳内 東映さんでは悪役ばっかりです(笑)。僕もそろそろヒーローになりたい! 男の子なんで。

武田 いまは30代のライダーもいるから、チャンスじゃない? 将くらいの年に、俺も2回目のライダーをやってるし。

陳内 ぜひ、じゃあここでアピールをしておきましょう。ヒーロー、やりたいです!

武田 大事、大事!(笑) 東映作品って、1年間演じ続けるから自分で役を育てていけるし、その役をどんどん好きになっていくから、勉強になるし、面白みもあるよね。もちろん、その分苦しみもあるけど。

陳内 うん。

武田 子供たちが喜んでくれるのが一番いいよね。でも、将がやっていた悪役は嫌われるタイプではなかったんでしょ?

陳内 最初にやる時に、子供に嫌われる敵にはなりたくないって決めてやってたから、子供にちょっと小バカにされるくらいを想定して演じていたこともあって、すごい人気だったんですよ。子どもたちからも、ケツパンチされるくらいで、すごく楽しかった(笑)。

武田 やっぱり、いつか近いうちに映像作品を一緒に演じたいね。絶対面白いと思う!

陳内 楽しみにしています!



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プロフィール

陳内将

1988年1月16日、熊本県出身。2007年に『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(フジテレビ)で俳優デビュー。多数の舞台、ドラマ、映画の出演を経て、2012年『特命戦隊ゴーバスターズ』(テレビ朝日)にてエンター役に抜擢される。近年の作品に、MANKAI STAGE『A3!』、舞台『暁のヨナ』、東映ムビ×ステ『死神遣いの事件帖~鎮魂侠曲~』などがある。11月28日~12月5日にワーキング・ステージ『ビジネスライクプレイ』(新宿FACE)への出演を控える。

武田航平

1986年1月14日、東京都出身。2001年に芸能界入り、同年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」審査員特別賞を受賞した。『仮面ライダーキバ』『仮面ライダービルド』などで人気を博し、現在はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。

写真/大塚秀美、ヘアメイク/田中宏昌(allure)、取材・文/吉田可奈、動画BGM/タダオト

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