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堀未央奈と桜田ひよりにとって『ホットギミック』はどんな作品に? 公開から1年を経て明かす思い

リアルサウンド

20/10/5(月) 12:00

 映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』のBlu-ray&DVDが10月7日に発売される。相原実貴による累計販売部数450万部を超える人気コミック『ホットギミック』を『溺れるナイフ』『21世紀の女の子』の山戸結希監督が実写化した本作は、1人の純粋な少女と彼女に恋をする魅力的な3人の男性との関係性を描いた青春映画だ。

 今回リアルサウンド映画部では、Blu-ray&DVDの発売を記念して、主人公・成田初役で主演を務めた堀未央奈(乃木坂46)と、初の妹・茜を演じた桜田ひよりの対談を実施。劇場公開から1年を経ての思いや、2人の関係性などについて語ってもらった。【インタビューの最後には、独占コメント映像&サイン入りチェキプレゼント企画あり】

堀「『ひよりちゃんには敵わないな』と思っていた」

ーー再会するのは約1年ぶりだそうですね。

桜田ひより(以下、桜田):未央奈ちゃんは、より大人っぽくなってる!

堀未央奈(以下、堀):え、うそ!? ひよりちゃんも大人っぽくなってるよ! 「めっちゃ大人になってる!」って思ったもん(笑)。やっぱり役柄同様、お姉ちゃん目線で見ちゃうから、「大人だ-!」って。私より全然大人!(笑)

桜田:いやいや!(笑)

堀:コメントもしっかりしてるし、すごいなって思います。

桜田:でもこの1年間、テレビに出ている“お姉ちゃん”を見てたから、私は久々に合った感じがない。

堀:え、うれしい! 私もバラエティとかドラマとかちゃんとチェックしてたよ!

桜田:ありがとう!! ずっと濃い時間を一緒に過ごしてきたので、本当のお姉ちゃんみたいな感じですね。

ーーお互い人見知りだったため最初に対面したときはそこまで話すことができなかったそうですが、実際に共演してみてイメージは変わりましたか?

堀:ひよりちゃんは妹役だったので、最初はもっと妹感があるんだろうなと思っていたんです。でも実際はめちゃくちゃしっかりしていて。

桜田:ふふふ(笑)。

堀:逆にひよりちゃんがお姉ちゃんみたいな感じでした(笑)。でも、すごいしっかりしているのが逆にリアルな妹っぽいというか。最初はお互い人見知りしていたけど、友達っぽさも結構あるというか、お互い通じ合っている部分も多かったですね。撮影中も「ひよりちゃんがいてよかったな」ってすごく思いました。

桜田:ちょっと抜けている部分がある“お姉ちゃん”なので、そこを含めてすごく愛おしいというか。それは茜に重なる部分もあるんですが、でもだからといって、頼らないということは絶対ないし、頼るときはとことん頼っていたし、お互いがお互いを支え合っていた感じは、撮影の中盤から後半にかけては多かったと思います。それと並行して、お互いのいろんな部分を知っていく中で、すごく似ている部分が多いことに気付いて、2人でめちゃくちゃ笑いながら話していたのを覚えています。

ーー似ている部分は具体的にどういうところだったんですか?

堀:好みだったりとか……。

桜田:考え方とかね。

堀:そう、考え方も似ていますね。

ーー本人を目の前にして言うのは難しいかもしれませんが、お互いのお芝居についてはそれぞれ何か感じたことはありましたか?

堀:いっぱいあります! お芝居の面でも、私よりも全然大人で、ちょっとした言葉や言い回し、表情に関しても、多くのものを持っている魅力的な人ですね。茜はよく「初ちゃんには敵わないな」と言っているんですけど、逆に私が「ひよりちゃんには敵わないな」と思っていました。

桜田:ふふ、ニヤニヤしちゃった(笑)。初ちゃんと似ている部分で言うと、未央奈ちゃんはその場にいるだけで安心感がある。何もしなくても暖かいというか、そばにいてくれるだけで安心するし、通じ合ってる気がするし、私の思いを汲み取ってくれる。私が今まで出会ってきた人の中で、一番そういう部分を持っている方だと思います。だから隣にいてすごくリラックスできるんです。

堀:よかった! うれしいー!

桜田:空き時間を含めて、仕事をしている以外の時間も姉と妹という関係性が出ていたと思うので、それがうれしかったし、すごくやりやすかったです。

桜田「山戸監督と話すたびに毎回泣いていた気がする」

ーーこの取材の前にちょうどビジュアルコメンタリーの収録を行っていたそうですが、久しぶりに作品を観ていかがでしたか?

堀:懐かしい感じもありましたが、観返すとやっぱり当時のことを思い出しますね。私自身もこの1年間でいろいろ心境の変化や環境の変化もあったので、ちょっと客観的に観れるところもあって、すごく新鮮でした。

桜田:映画を撮っていたときもそうですが、最初に試写で観たときとは時間も経っているので、当時とはまた違う角度で観ることができて、すごく新鮮ないい時間でした。

ーー今回改めて作品を観返して、感じたことや印象に残ったことはありますか?

堀:撮影では、毎シーン毎シーン、セリフが変わっていたんです。そのたびにセリフを受け止めて、自分の中で理解して、言葉にしたいなという思いだったんですけど、私自身100%理解できない言葉もあったりして。そんなときに、山戸(結希)監督がなんとなくその状況を汲み取ってくださって、私の近くに来て話してくださることがよくありました。運動場で梓(板垣瑞生)が本音で話してくれるシーンのときに、監督がずっと話をしてくださったことがあって。そこで、いままで誰かに言われたことがなかった部分を突かれて、自分を含め、女の子のことをめちゃくちゃ分かっている方だなと思ってビックリしました。

ーーそれはどういうことを言われたんですか?

堀:えっと……それは秘密です!(笑)

ーー(笑)。ぐさっと刺さることを話されたわけですね。

堀:そうですね。ひよりちゃんもそういうことあったって言ってたよね?

桜田:ありましたね。私の場合は、初と茜のお部屋のシーンでした。ちっちゃいモニターと一緒に、監督が体育座りをしてクローゼットの中に入っていたんですけど、監督に「来てください」と言われて、扉を閉めて真っ暗の中2人で話し合ったことがありました。そこで監督が「ここはこうだと思う」と言っていたのがすごく印象に残っていて。やっぱり他の誰でもない山戸監督にしか届けることのできない言葉だったり、自分にしか理解できない言葉も汲み取って言ってくださるので、私は山戸監督と話すたびに毎回泣いていた気がします。

ーーもちろん原作にあるものもありますが、山戸監督の作品は本当に“言葉の力”がすごいですよね。

堀:最後のほうで、髪を切った初が「似合ってる?」って亮輝くん(清水尋也)に聞くと、「宇宙人みたい」って言われるシーンがあるんです。それも当日ギリギリにいただいたセリフだったんですけど、それまで亮輝くんには「宇宙を感じる」というような言葉を言われてきた中で、最後の最後に、ちょっとディスりっぽいけど初にだけは届く言葉を選ばれていて。ちょっと愉快さもありながらめちゃくちゃ核心を突いている言葉で、そのセンスにビックリしました。普通はあまり書かないセリフじゃないですか。

ーーたしかにそうですよね。

堀:そこだけ見たらディスりになってしまうので、最後の最後に、女の子に向かって「宇宙人みたいだな」って普通は言わないと思うんです。でも、私も演じていて全く嫌じゃなかった。2人の関係性にも合っているし、褒め言葉のように感じたので、本当にすごいと思いました。

桜田:私も印象的だったセリフがあって。最後のシーンで、茜ちゃんがすばるくん(上村海成)にレインボーベーグルを半分にして手渡して、「頑張ってみてもいい?」と言うシーン。茜ちゃんって、それまでは自分から話して「こうだよね」という肯定を求めるような言葉だったり、断言するような言葉が多くて、相手に何かを尋ねることがなかなかなくて。茜ちゃん自身もきっと自分の中ですごく頑張ってる部分があるんだけど、それも届かないから、そういう言葉が出たと思うんです。その茜ちゃんの幼いながらの必死さが、私はすごく好きでした。

堀「“女の子を救いたい”という思いがめちゃくちゃあった」

ーー登場人物たちが映画の中で確実に成長していく姿が捉えられていましたよね。作品について、周りの反応でうれしかったものや印象的だったものはありましたか?

堀:「かわいかったよ!」とかではなくて、「めちゃくちゃ救われました」というような体験談や感想が書かれたファンレターやコメントを女の子のファンの方々からたくさんいただいたんですけど、それがすごくうれしかったです。監督も含めて、私自身も演じていて、“女の子を救いたい”という思いがめちゃくちゃあったので。私も10代のときに出会いたかったなと思える映画だし、そういう後押しじゃないですけど、支えみたいなものになれたんだなというのは、実際にそういう声を聞いて実感しました。

桜田:私も自分と同じくらいの年代の子に一番観てほしい映画だなってすごく思っていました。届けるためにはもっと自分が表現しなきゃいけないなというのも考えながら映画を撮っていたので、その部分が同世代の子に伝わったのが分かったときに、この映画の本当の価値が出せたんじゃないかなと思いました。映画『映像研には手を出すな!』で板垣瑞生くんと再共演したときもそうだったんですが、『ホットギミック』のメンバーと別の作品で再共演したときに、必ず『ホットギミック』の話になるんです。それくらい、皆さんそれぞれ記憶に残っている映画なんだなと実感します。

ーーでは最後に、『ホットギミック』がお2人にとってどのような作品になったかを教えてください。

堀:『ホットギミック』では得たことがたくさんあるんです。もちろん、初めての映画というのもそうでしたし、撮影現場やセリフを覚えるのも全部初めてだったので、学んだこともいっぱいあるんですけど、山戸監督と、このキャストとスタッフの皆さんとじゃないと生まれないものだったなと思うことが撮影中に何度もありました。その中で、セリフとして言うんじゃなくて、自分の素直な感情というか、ある意味、先のことを考えずに表現したものが自分にとっても印象的になるし、誰かの心にもめちゃくちゃ届く気がして。作っていくとはいえ、生ものだと思ってやっていくのがすごい大事だなと思いました。ある意味、嘘がつけないというか、嘘が下手な人はこの世界は向いていないなと。自分も正直にやっていかないとなといけないなと強く思いました。

桜田:私が一番感じたのは、自分自身が一番自分のことを分かっているし、自分が自分のこと一番大事にしなきゃいけないということ。10代のうちって、どうしても自分をおろそかにしてしまったり、自分はかわいくないとか他の人と比べてしまったりするのが一番強い時期だと思うんです。それがダメというわけではないけれど、『ホットギミック』を観ると、そんなに悩まなくてもいいんだよと思えるんです。それは、着地点としても自分の中でも一番心に響いたことでした。

堀未央奈(乃木坂46)がPR! 『ホットギミック ガールミーツボーイ』Blu-ray&DVD独占コメント映像【リアルサウンド映画部】
桜田ひよりがPR! 『ホットギミック ガールミーツボーイ』Blu-ray&DVD独占コメント映像【リアルサウンド映画部】

■リリース情報
『ホットギミック ガールミーツボーイ』
10月7日(水)Blu-ray&DVD発売、DVDレンタルスタート

【Blu-rayスペシャルエディション】
価格:7,800円(税別)
仕様:Blu-ray3枚組
〔本編DISC〕
収録分数:本編119分+予告映像集2分
画面サイズ:シネスコ
層数:2層
音声:5.1ch DTS-HD Master Audio
         2.0ch DTS-HD Master Audio
〔特典DISC-1〕
収録分数:99分
画面サイズ:16:9ワイドスクリーン
層数:1層
音声:2.0ch DTS-HD Master Audio
〔特典DISC-2〕
収録分数:120分
画面サイズ:16:9ワイドスクリーン
層数:1層
音声: 2.0ch DTS-HD Master Audio

【DVDスペシャルエディション】
価格:6,800円(税別)
仕様:DVD3枚組
〔本編DISC〕 
収録分数:本編119分+予告映像集2分
画面サイズ:16:9LB/シネスコ
層数:片面2層
音声:5.1ch Dolby Digital
         2.0ch Dolby Digital
〔特典DISC-1〕
収録分数:99分
画面サイズ: 16:9ワイドスクリーン
層数:1層
音声:2.0ch Dolby Digital
〔特典DISC-2〕
収録分数:120分
画面サイズ: 16:9ワイドスクリーン
層数:2層
音声:2.0ch Dolby Digital

■Blu-ray・DVDスペシャルエディション収録内容
〔本編DISC〕
・映画本編+特報・予告編・SPOT
〔特典DISC-1〕
●メイキング・オブ・『ホットギミック ガールミーツボーイ』
●完成披露舞台挨拶
●公開記念初日舞台挨拶
●キャラクター動画 
●主題歌「夜が降り止む前に」(花譜)video short ver.
 監督:山戸結希
〔特典DISC-2〕
●ビジュアルコメンタリー《堀未央奈×桜田ひより》

<封入特典>
特製フォトブック24P

<仕様>
三方背アウターケース

<初回仕様商品封入特典>
『堀未央奈・劇中写真』4種の内1枚をランダム封入

※商品の仕様、特典内容は予告なく変更になる場合がございます。

出演:堀未央奈、清水尋也、板垣瑞生、間宮祥太朗、桜田ひより、上村海成、吉川愛、志磨遼平、黒沢あすか、高橋和也、反町隆史、吉岡里帆
原作:相原実貴『ホットギミック』(小学館『ベツコミ フラワーコミックス』刊)
監督・脚本:山戸結希
セル発売元:ソニー・ミュージックソリューションズ/小学館
セル販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ
レンタル発売元:VAP/小学館
レンタル販売元:VAP
(c)相原実貴・小学館 / 2019「ホットギミック」製作委員会
公式サイト:http://www.hotgimmick-movie.com/

▼堀未央奈(乃木坂46)/桜田ひより チェキプレゼント▼

堀未央奈(乃木坂46)と桜田ひよりのサイン入りチェキを各1名様にプレゼント。応募要項は以下のとおり。

【応募方法】
リアルサウンド映画部の公式Twitterをフォロー&該当ツイートをRT、もしくはリアルサウンドの公式Instagramをフォロー&該当投稿をいいねしていただいた方の中からプレゼントいたします。当選者の方には、リアルサウンド映画部の公式Twitterアカウント、もしくは公式InstagramアカウントよりDMをお送りさせていただきます。

※当選後、住所の送付が可能な方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※複数のお申し込みが発覚した場合、ご応募は無効とさせていただく場合がございます。

<リアルサウンド映画部 公式Twitter>
https://twitter.com/realsound_m

<リアルサウンド 公式Instagram>
https://www.instagram.com/realsoundjp/

<応募締切>
10月19日(月)

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