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広島・呉が舞台、迫田公介監督の初長編映画『君がいる、いた、そんな時。』

CINRA.NET

19/11/18(月) 14:00

©とび級プログラム

映画『君がいる、いた、そんな時。』が2020年初夏から東京・新宿のK's cinemaほか全国で順次公開される。

『広島国際映画祭2019』でワールドプレミア上映される同作。広島・呉を舞台に、日本人とフィリピン人を両親に持ち、いじめの標的にされてしまう小学6年生の岸本正哉、空回りしながらも自分の居場所を求める正哉の同級生・香山涼太、2人に明るく接する図書室の新任司書・山崎祥子の3人が織り成す物語を描く。

岸本正哉役にマサマヨール忠、香山涼太役に坂本いろは、山崎祥子役に小島藤子がキャスティング。子供たちを理解する校長役を阪田マサノブ、正哉の父親役を中国放送アナウンサーの横山雄二が演じる。横山は同作の脚本に心を動かされ、自ら出演を申し込んだという。音楽をウサギバニーボーイ、kneeeeee、オカダノリコが担当。

監督、脚本、企画を務めたのは、『君がいる、いた、そんな時。』が初の長編映画となる迫田公介。呉出身で鬱病の経験がある迫田監督は、登場人物に自分自身を投影しながら脚本を書き上げたとのこと。同作の企画は2007年に始動。監督の「観た人の人生を変えてしまうほどの映画を作りたい、そのために広島・呉の力を貸して欲しい」という思いに賛同した地元の住人にたちに支えられ、2017年に本格的に準備がスタートし、2018年に撮影された。

監督は映画について「ふたりの男の子は、世界中にうそをつきました。秘密を抱えたショウコを救う為に。生きるのが下手で不器用、情に棹させば流され、実はどんなひとにもそんな面があって、もしかすると苦しくなったりしんどくなったりしているのかもしれない。僕は伝えたい。そして分かり合いたい。この映画を観てくれる人々と」と述べている。

発表とあわせてポスタービジュアルと場面写真が公開。ポスタービジュアルには登場人物たちの姿などが写し出されているほか、「大好き、イライラ、めんどくさい、悔しい、嫌い…でもやっぱり大好き。」というコピーが使用されている。

迫田公介監督のコメント

生きるのが下手で不器用な監督だと、ある映画監督に言われたことがある。
信じる力が人一倍あって、それなのに信じない心も人一倍ある。
同時に存在していて、だからとても危うくて、そしてそれが君の作家性だと。

脚本を書きました。
ハーフの男の子、みんなに馬鹿にされてる男の子、そしてそんなふたりの男の子たちに慕われる図書室司書のショウコ。生きるのが下手で不器用な3人。
そんな3人を僕が描きました。生きるのが下手で不器用な僕が。ふたりの男の子は、うそをついていました。そして秘密を抱えたショウコ。
ふたりの男の子は、世界中にうそをつきました。秘密を抱えたショウコを救う為に。
生きるのが下手で不器用、情に棹させば流され、実はどんなひとにもそんな面があって、もしかすると苦しくなったりしんどくなったりしているのかもしれない。
僕は伝えたい。そして分かり合いたい。この映画を観てくれる人々と。

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