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藤田嗣治が旅によって得たインスピレーションを追う 展示「フジタ―色彩への旅」4月17日よりポーラ美術館で開催

ぴあ

21/2/17(水) 15:00

「フジタ ― 色彩への旅」

「乳白色の肌」の技法で知られる画家・藤田嗣治の作品を集めた展示「フジタ―色彩への旅」が4月17日(土)から9月5日(日)にかけて神奈川・箱根町のポーラ美術館で開催される。

世界的な画家になることを夢みて1913年、26歳で渡仏したレオナール・フジタ(藤田嗣治・1886-1968)は、旅先で目にした風景や人物、異国の歴史や風俗などに創作のインスピレーションを求めた。1920年代にパリ画壇の寵児となったフジタは、その後も旅によって新たなモティーフや群像表現のための構図と、色彩豊かな表現手法を開拓していく。

本展はフジタの旅とそれにともなう色彩の変遷に焦点をあて、フジタの生涯の旅路と画業の展開を改めて紹介するものだ。フジタといえば「パリ」や「乳白色の肌」、「猫」などのワードを連想するが、実は1930年頃から世界中を旅し、旅先をアトリエとして色彩豊かな作品を数多く描いている。とりわけ1930年代前半から中頃までの中南米や日本国内、中国への旅では、その土地の歴史や風俗、民具、建築などへの関心を高め、現地でのスケッチや旅先で撮影した写真、自ら収集した民俗資料などを画面に取り込むことによってオリジナリティに溢れる絵画を制作した。

またポーラ美術館は2019から2020年度に「乳白色の肌」の手法による2点の油彩画(『坐る女』、『イヴォンヌ・ド・ブレモン・ダルスの肖像』)と、連作「小さな職人たち」の中の1点である『猫のペンション』を新たに収蔵。特に1921年制作の『坐る女』は「乳白色の肌」を編み出して間もない頃の肖像画であり、滑らかな絵肌と墨による繊細な輪郭線、柔らかなぼかしによって素朴な雰囲気の漂う作品だ。1922年のサロン・デ・ザンデパンダン展に出品された可能性の高い、フジタの初期の代表的な作品の1点である。

連作「小さな職人たち」は、フジタが戦後パリで暮らしたアパルトマンの壁を飾るために制作した色彩豊かな壁画だ。15センチメートル四方の各パネルには、かわいらしい子どもたちが古き良きパリの職業人たちに扮する主題などが油彩で描かれている。フジタは手仕事に打ち込む名もなき職人(アルティザン)たちの姿に自らを重ねていたのだった。ポーラ美術館では、115点ほど飾られていたパネルのうちの96点を収蔵。今回の展示では、この作品群を一挙公開する。

さらにフジタは訪れた旅先で、しばしばそれらをファインダー越しにとらえてきた。本展ではフジタが収集した品々のほか、1930-1940年代に中南米~日本を中心に撮影された写真を厳選して紹介されるという。

■展示情報 「フジタ―色彩への旅」
4月17日(土)~9月5日(日)会期中無休
会場:ポーラ美術館
出品点数:約220点(会期中に展示替えあり)

入館料:大人1,800円、シニア割引(65歳以上)1,600円(他の割引との併用不可)大学・高校生1,300円、 中学生以下 無料

※団体15名様以上割引※上記料金で常設展示もご覧いただけます。

<同時開催>
「HIRAKU Project vol. 11」
・岡田杏里『Sonar dentro de la tierre / 土の中で夢をみる』
旅する画家が日本とメキシコで制作した作品(新作を含む)を展示。縦75cm×横75cmのカンヴァスを33点ほど組み合わせて実現される、 壁画のインスタレーションが見どころ。

<常設展示>
・モネ―光のなかに(会場構成:中山英之)
・ポーラ美術館の名作絵画
・ラファエル・コランと黒田清輝―20年目の邂逅
・近代陶芸 陶芸家たちの古典復興

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