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LOVE PSYCHEDELICO・NAOKI監修の高品質音響をTOHOシネマズ 立川立飛で体験

ぴあ

TOHOシネマズ 立川立飛

9月10日(木)にオープンするTOHOシネマズ 立川立飛の内覧会が開催された。

同映画館は、多摩モノレール立飛駅直結の「ららぽーと立川立飛」(東京都立川市)近接地に出店される。大型ショッピングモールと道路を挟んで向かいの独立した建物に位置し、9スクリーン、全1605席で、立川エリアとして初の「イマーシブ・サウンド・システム」対応のIMAXシアター、7月にオープンしたTOHOシネマズ 池袋で導入され好評を博した「轟音シアター」、そして、TOHOシネマズ独自規格の「プレミアムシアター」を擁するシネマコンプレックスだ。

スクリーンへの入場口にはほかのTOHOシネマズ同様に検温検査機を設置
ゆったりとした空間の劇場ロビー

日比谷や池袋に続き、極上の音響体験を追求するべく高スペックの音響システムを導入しているが、さらに立川立飛独自の試みとして、音響監修をLOVE PSYCHEDELICOのNAOKI氏に依頼。レコーディングの世界で培われたイコライジングの技法とスピーカーチューニングのセンスを劇場音響に持ち込み、各スピーカーの音のディレイ(遅延)を徹底的に排除し、全ての音が自然でピタリと聞こえるように調整を施したという。

日本の映画館初のドリンクバー

さらに、TOHOシネマズとしては初めて、ロビーの飲食売店に大型ドリンクバーを導入し、鑑賞体験の品質と快適さをともに追求している。

ドリンクバーはワンカップ400円で、コールド飲料、ホット飲料ともに用意されており、もちろん何杯でも飲み放題だ。利用するには、ドリンクバー隣の売店で料金を支払い、カップを受け取り、あとは各自で好きな飲み物を注ぐだけ。ロビーでの待ち時間に一杯、鑑賞中にもう一杯、さらに鑑賞後に注ぎ直して飲みながら帰宅することもできる。一日に複数本鑑賞する際にも心強いサービスだろう。

売店だけでなく、劇場ハード面もこだわり抜かれている。1番シアターは、立川エリアとしては初となる「イマ―シブ・サウンド・システム」対応のIMAXシアター(290席)。眼前いっぱいに広がる大スクリーンと、包み込まれるような音響で抜群の没入感を提供する。

TOHOシネマズ 池袋に続き、「轟音シアター」を導入

5番シアターには、7月にオープンしたTOHOシネマズ池袋に続き、アイソバリック方式のサブウーハーを採用した「轟音シアター」を導入(154席)。むき出しに置かれた巨大サブウーハーは、スピーカーユニットを向かい合わせで駆動させ、通常のサブウーハーの1.5倍から2倍のパワーを出す。劇場全体の空気を振動させ、全身で音を浴びるような体験を提供してくれる。

そして、TOHOシネマズ日比谷と池袋にも導入され好評な、独自規格のプレミアムシアターを7番シアター(325席)に導入。ラージスクリーンTCXに、4wayフロント+3wayサラウンドのカスタムオーダーのスピーカー、ボックスで仕切られたセミプライベートな空間を提供するプレミアムボックスシートを持つこのシアターは、総合的な鑑賞体験の向上を追求しており、近年のTOHOシネマズを象徴するシステムと言えるだろう。

プレミアムボックスシート
新型コロナウイルス感染対策のため一席空けの座席案内に

そして、本映画館ではさらなる高品質な鑑賞体験を提供するため、音響監修をLOVE PSYCHEDELICOのNAOKI氏が担当。同氏は、TOHOシネマズ 日比谷の音響に感銘を受け、自身のライブでも同仕様のカスタムスピーカーを導入するなどの入れ込みようで、今回の監修が実現したそうだ。

ミュージシャンであり、サウンドエンジニアとしても一流のNAOKI氏は、共同で本映画館の音響作りを担ったジーベックスの担当者曰く、「測定器よりも正確な耳」を持つそうで、測定器では測りきれないレベルの細かいレベル、10万分の1秒単位の調整を施すことでスピーカー毎のディレイ(遅延)を無くし、自然でクリアなサウンドを実現、作品が本来持っている音のポテンシャルを最大限に発揮できる音響を実現したとのこと。

このNAOKI氏による調整によって、ハードのスペックは池袋や日比谷とほぼ同じながら、全く異なる音響に生まれ変わっていると実感した。一つ一つの音がクリアに表現され、役者の芝居の質も一段向上したように実感できる。

同映画館の大石支配人は、「多くのお客様に楽しんでいただけるよう、幅広い番組ラインナップを用意したい。こだわりの音響を生かせる音楽系コンテンツも充実させたいと考えている。このエリアの映画ファンを増やし、立川を盛り上げていきたい」と抱負を語った。立川シネマシティも音響に独自のこだわりを持った映画館だが、このエリアに住む映画ファンにとっては、音響を含む鑑賞体験の比較という新たな楽しみが増えたと言えそうだ。

取材・文:杉本穂高

「TOHOシネマズ 立川立飛」
劇場アクセス:〒190-0015東京都立川市泉町935番地の1
https://www.tohotheater.jp/news/tachikawa.html

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