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good morning N°5が入江雅人を迎えて新作『どうしようもなくて、衝動。』を上演

ぴあ

19/9/26(木) 0:00

『どうしようもなくて、衝動。』

拙者ムニエルの澤田育子とカムカムミニキーナの藤田記子、ふたりの俳優がタッグを組んだユニットgood morning N°5(gmn5)。今年で12年目を迎える彼女たちの新作『どうしようもなくて、衝動。』が、本日9月26日から東京・浅草九劇で上演される。

演劇ならではのライブ感、いま目の前で生身の人間が立って物語を紡いでいるということ、それをいやというほどぶつけられるのがgmn5の芝居だ。メンバーのふたりが、苦労をいとわず、このユニットでの公演を続けているのは、タイトルにもある通り「衝動」に突き動かされてのことにちがいない。ふたりの考える「面白いこと」「やりたいこと」を詰め込んだ結果、濃厚すぎるまでの芝居が繰り広げられることになる。今回は、ゲストとして入江雅人が参加する。今作で「演劇人生史上最も歌い踊っている」という入江。この世界でどんなふうに動き回るのかを見届けたい。ちなみに、旗揚げ以来gmn5にオリジナルの曲を書き下ろしているのは米米CLUBのフラッシュ金子だ。

これだけ密度の濃い芝居をやりながら、飲食自由、おしゃべりも厳禁ではないというのが面白いところ。演芸場や野球場に行った感覚で気軽に楽しめるという点では、間口の広い団体かもしれない。

ふだん、下北沢で公演を行うことが多い彼女たち。しかし今回はシモキタを飛び出し、浅草での上演となる。そのためチラシにはそれを印象づけるために「浅」「草」の文字を散りばめたあらすじを載せた。「本編とはほとんど関係ありません」と明記されているものの、このあらすじにある程度沿ったものになるとの話もある。だとすれば、今回も、いまこのとき、そして浅草というこの場所ならではの芝居が観られそうだ。

文:釣木文恵

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