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音楽劇「夜来香」に松下洸平&白洲迅が意気込み「信念を貫くさまを観て」

ナタリー

cube 25th presents 音楽劇「夜来香ラプソディ」メインビジュアル

音楽劇「夜来香(イエライシャン)ラプソディ」に出演する松下洸平と白洲迅が、11月下旬にオンラインで取材に応じた。

演出を河原雅彦、音楽を本間昭光が手がける「夜来香ラプソディ」は、芸能事務所・キューブの創立25周年を記念した作品。同社の20周年を記念して2017年に上演された音楽劇「魔都夜曲」と同じく、“魔都”上海を舞台にした“上海歴史劇”となり、人種やイデオロギーの壁を超えてコンサートを開催しようとした人々の姿が描かれる。松下が演じるのは、「蘇州夜曲」「別れのブルース」などのヒット曲を世に送り出した作曲家・服部良一。また李香蘭(りこうらん)が歌ったことで知られる「夜来香」を作曲した黎錦光(れいきんこう)役を、白洲が務める。

「魔都夜曲」に続き、史実をベースにした“上海歴史劇”に出演するにあたり、松下は「掘れば掘るほど、当時の上海やさまざまな境遇の人々についての資料が出てくる。調べ出すとキリがないので大変です」と話しつつ、「本当に、生半可な気持ちでは太刀打ちできない。しっかり調べて、服部良一さんに恥ずかしくない“服部良一”役を演じなくてはと、責任感を感じています」と思いを語る。また「『魔都夜曲』を観劇した」という白洲は「“魔都”の世界観にあてられました」と感想を述べ、「時代背景をしっかりと掘り下げなくてはと。それに僕は舞台が3・4年ぶりですし、今回は音楽劇。まだまだどうなるかわかりませんが、面白そうだと感じました」と期待を口にした。

松下と白洲が演じるのは、いずれも音楽に力を注いだ人物。音楽への思いを問われた白洲は「僕自身も音楽への向き合い方をよく考えて役作りに生かしたい。隣に、役者でありミュージシャンの先輩がいますから、大いに相談したいです」と、シンガーソングライターでもある松下に視線を向ける。これを受けた松下は「どうでしょうねえ」と笑いつつ、「劇中では、時代に許されなくても自分たちの音楽をやるためにどう生きたら良いかを考えてきた、“音楽ファースト”の人たちが描かれています。音楽をやっていないお客様にも、彼らが信念を貫くさまをご覧いただいて、勇気をお届けできれば」と言葉に力を込めた。

松下が演出の河原とタッグを組むのは、今回が3回目。河原の印象について松下は「河原さんの口癖は『ありがとう』。これを聞きたくて、わざわざ確認しなくていいことを尋ねてしまうことがあります(笑)」と話し、「とにかく優しくて丁寧。『河原さんのためにがんばろう』と思うんです」と、厚い信頼を寄せた。

取材会では、2人が互いの印象を語る場面も。事務所の先輩にあたる松下は「迅のことは、キューブに来た頃から覚えています。『売れそうな子が来たな。この子はきっと何か持っているな』と思いました(笑)。彼が舞台でどんな輝きを放つか楽しみ。劇中での絡みも多いのでいろいろ話し合いたいですし、気心が知れているから頼りにしています」と白洲に笑顔を向ける。

白洲は「本当に実力のある、素晴らしい俳優さん。今はすっかり時の人ですよね。映像、舞台、バラエティをたくさん経験されているから、どんな表現をするのかすごく気になっています。いろいろ勉強させてもらいたい」と松下を称賛。松下は白洲の言葉を「マジですか。僕、時の人っすか!」と照れ笑いで受け止め、「僕自身はずっとぺーぺーのつもりでやってきたから、今回(主演として)“真ん中”にいることが照れくさくもある。みんなで一緒に舞台を作り上げられたら」と意気込みを述べた。

公演は3月12日から27日まで東京・Bunkamura シアターコクーン、4月3月に愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール、7日から10日まで大阪・サンケイホールブリーゼ、16日に新潟・岡市立劇場 大ホールで行われる。東京公演、愛知公演、大阪公演チケットの一般販売は2月12日にスタート。長岡公演のチケットのみ、2月18日に一般発売される。

cube 25th presents 音楽劇「夜来香ラプソディ」

2022年3月12日(土)~27日(日)
東京都 Bunkamura シアターコクーン

2022年4月3日(日)
愛知県 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール

2022年4月7日(木)~10日(日)
大阪府 サンケイホールブリーゼ

2022年4月16日(土)
新潟県 長岡市立劇場

演出:河原雅彦
音楽:本間昭光
出演:松下洸平、白洲迅、木下晴香、壮一帆、上山竜治、夢咲ねね、仙名彩世、山内圭哉、山西惇 ほか

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