「私をくいとめて」のBlu-rayが10月13日に発売される。

綿矢りさの同名小説を大九明子が映画化した本作。のん演じるアラサー独身女性・みつ子と、林遣都扮する歳下営業マン・多田の恋模様がユーモラスに描かれる。キャストには臼田あさ美、若林拓也、前野朋哉、山田真歩、片桐はいり、橋本愛、中村倫也も名を連ねた。本作は第33回東京国際映画祭TOKYOプレミア2020部門で観客賞を受賞し、第30回日本映画批評家大賞で監督賞と主演女優賞を獲得している。

DVDはすでに販売中だが、Blu-ray化に関する問い合わせが通常の数十倍の件数にのぼったため今回の発売に至った。Blu-rayの特典は、DVDに収録された各種宣伝映像や東京国際映画祭の舞台挨拶映像に加え、撮影現場で録ったキャストコメント集となる予定。

また本日7月5日から9月5日23時59分までに東映ビデオ営業部通販サイトで予約購入すると、非売品プレス復刻版が付属することが明らかに。マスコミや関係者のみに配布された全20ページA4サイズの宣伝用資料で、劇中写真や出演者・スタッフへのQ&A、プロダクションノートなどが掲載されている。Blu-rayの価格は税込6380円。のん、林、大九のコメントは下記の通りだ。

のん コメント

みつ子の一喜一憂に心動かされ共感したと言ってくださる方や、本当に素晴らしい作品だったなど、私に声をかけてくださる方がたくさんいます。観てくださった方が、この映画を愛してくださっていることを強く感じています。そんな私をくいとめてをBlu-rayでも見られるということで、これはゲットするっきゃない！
私の中でも思い出深い作品になったので、手元に置いて大事にしようと思います。

林遣都 コメント

公開から時間が経った今でも「私をくいとめて」が多くの方に愛され続けていること、大変嬉しく思います。僕の方にも感想のお手紙や、知人、お仕事関係の方々から「映画良かったです」といった声を沢山いただきました。大九監督はじめ関係者の皆様に感謝しています。僕もBlu-rayでまた観たいと思っています。
きっと大変な日々が続く今だからこそ、大九監督が描くユーモアに溢れた優しい世界、愛おしく映し出された日常の喜びの数々が、多くの人の心をスッと軽くしてくれるんじゃないかなと感じています。
是非、ご家庭で楽しんでください。

大九明子 コメント

みつ子と多田くんと、皐月と、部屋と、リモンチェッロと。ごちゃついたみつ子の脳内みたいなこのパッケージ、好きです。たくさんのお声が集まってBlu-ray版が出ることになりました。この映画を可愛がってくださる全ての皆様に感謝申し上げます。

(c)2020『私をくいとめて』製作委員会