小島秀夫やマカロニえんぴつ・はっとりが「Away」にコメント、イラストも到着
20/12/7(月) 11:00
木内達朗、みっちぇ、宮下和、hiko、Wabokuが描き下ろした「Away」のイラスト。
ラトビアの3DCG長編アニメ「Away」を鑑賞した著名人のコメントが到着した。
ギンツ・ジルバロディスが製作、監督、編集、音楽をすべて1人で担当し、3年半の歳月を掛けて作り上げた本作。飛行機事故で島に不時着した少年が、さまざまな土地をオートバイで駆け抜けるさまが描かれる。
ゲームクリエイターの小島秀夫は「あらゆる台詞を排除、動きと色、音だけをカメラワークで紡ぎ出すイマジネーションの結実! 独特のセンスと不思議な感覚! 少年の旅立ちと孤独な冒険! 不気味な静寂が醸す美と寂寥感!この懐かしくも、未知なる“away”感が堪らない! これはもうひとつの『DEATH STRANDING』だ」とコメント。ゲーム「ワンダと巨像」を手がけたことで知られるゲームデザイナーの上田文人は「登場する小動物たちのトボけた感じがなんとも魅力的で、まさにセンスオブワンダー」と述べている。またバンド・マカロニえんぴつのはっとりは「高熱にうなされたとき、これと全く同じ夢を見たことがある。いつまでも同じ速度で追ってきた不安の正体は何だったのか」とつづった。
またこのたびイラストレーターの木内達朗、みっちぇ、宮下和、hiko、アニメーション作家のWabokuが描き下ろしたイラストも到着。劇中の印象的なカットや、キャラクターをそれぞれの作風で描いている。
「Away」は12月11日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。愛知・名古屋シネマテークで12月26日、大阪・テアトル梅田、京都・出町座で1月22日に封切られる。
小島秀夫(ゲームクリエイター)コメント
あらゆる台詞を排除、動きと色、音だけをカメラワークで紡ぎ出すイマジネーションの結実!
独特のセンスと不思議な感覚! 少年の旅立ちと孤独な冒険! 不気味な静寂が醸す美と寂寥感!
この懐かしくも、未知なる“away”感が堪らない! これはもうひとつの「DEATH STRANDING」だ。
ジェノヴァ・チェン(クリエイティブディレクター)コメント
すべてを一人で作った、素晴らしいデビュー作!
上田文人(ゲームデザイナー)コメント
登場する小動物たちのトボけた感じがなんとも魅力的で、まさにセンスオブワンダー。
中村佑介(イラストレーター)コメント
みんなで空の上に行くのではなく
ひとりで海の中へ潜ることを決めた
平行世界の新海監督のよう。圧巻の75分。
ぽぷりか(映像作家)コメント
映像を作る人皆がやりたいであろう、綺麗でシンプルな、
でも生半可な気持ちでは決してたどり着けない作品の極地。
一人でこの作品を作りきる事がどれほど遠大な旅だったか、
主人公と作者の長い旅路に思いを馳せた。
はっとり(アーティスト / マカロニえんぴつ)コメント
高熱にうなされたとき、これと全く同じ夢を見たことがある。
いつまでも同じ速度で追ってきた不安の正体は何だったのか。
森本千絵(アートディレクター)コメント
いっけんフラットなものは、限界を作ってしまうんではないかと思って見始めた。
しかし、そのシンプルな色面構成が新しい空間を生み出し、
闇から逃げていく主人公の心の中までをも広げていった。
どんどんその面の中に想像力を広げ物語に没入していった。
バイクで駆ける姿は「大脱走」のマックィーンのようだ。
不思議な開放感を手にした気分だ。
無限に美しい冒険をした。
数土直志(ジャーナリスト)コメント
“静寂”と“緊張”。ギンツ監督がたった一人で創り出した「AWAY」は、セリフなき逃走劇だ。
それは観るひと誰もの心を捉えて離さない。
「これまで出会ったことのない」、そんな映像が好きな人にはとりわけ堪らない映画になるはずだ。
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