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佐藤大樹&佐藤寛太の 映画の処方箋、お出しします!

『宮本から君へ』

月2回連載

第26回

19/9/28(土)

今回は、池松壮亮主演の『宮本から君へ』を、寛太さんが大樹さんにプレゼン! とにかく大絶賛の寛太さんのアツいトークを堪能してください!

『宮本から君へ』

寛太 今回紹介する『宮本から君へ』、正直、日本映画で人生トップ3に入ります。

大樹 そんなに! 深夜にドラマやってたよね。

寛太 ドラマは全部観れなかったんですけど、映画から観ても大丈夫だと思います。

大樹 ストーリー的には、つながってるわけじゃないんだ。

寛太 ドラマは主人公の宮本が営業マンとして奮闘する話で、映画版は宮本と恋人の話になってるんです。登場人物はつながっているから、映画版から観たら逆に「こんなすごい人がワンシーンだけ!?」っていう楽しみ方もできるかもしれない。

大樹 松山ケンイチさんとかね。

寛太 佐藤二朗さんもいつもの感じとはちょっと違うんですよ。いつものコメディっぽさはあるんだけど、それとはまた別の芯のある雰囲気というか。

大樹 ラガーマンの役っていうことは、迫力がありそうだもんね。

寛太 こんなにかっこ良くてこんなに腹が立つ井浦新さんは観たことがないし、俺らが『HiGH&LOW』では観たことのない一ノ瀬ワタルさんがこの映画にはいるんですよ。ワタルさんと『HiGH&LOW』でにらみ合ってると分かるんですけど、オス的に勝てない何かがあるじゃないですか。

大樹 あるね。それがフル活用されているということ?

寛太 フル活用されながら、しかも観たことがない顔も写っているんですよね。どのキャストの方もすごいんですけど、やっぱり池松壮亮さんと蒼井優さんは圧倒的でした。どう言葉にしたらいいのか分からないけど、このふたりが若いうちはもうタッグを組むことはないんじゃないかな、って。

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