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仲里依紗、衝撃の再登場も! 『美食探偵 明智五郎』武田玲奈も加わり、いよいよ直接対決の予感

リアルサウンド

20/6/15(月) 11:00

 『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)がついに本編の放送を再開! マリア(小池栄子)が明智(中村倫也)にキスをした衝撃の第6話を経て、第7話ではついに苺(小芝風花)の身近な人物にマリアの魔の手が忍ぶ。苺と明智の関係性はどうなっていくのか、明智はなぜマリアに惹かれてしまうのか。さまざまな謎を残したまま、そして物語はクライマックスへ……。

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 地下アイドル“爆音エンジェルズ”として活動するココ(武田玲奈)は、苺の学生時代からの友人。彼女が近ごろ、ファンの男性からストーカー被害を受けていると相談を受けた苺は、第6話での気まずさを抱えながらも桃子(富田望生)とともに明智に依頼を持ちかけることに。親に内緒でアイドル活動をしていたココは、親バレを恐れて警察に相談することができず、友だちに助けを求めるしかなかったのだ。一方、明智との距離感に悩む苺は、“助手”ではなくあくまでも“料理人”として彼に接し、事件には深く関わっていかない態度を示す。しかし、友人が良くないことに巻き込まれているということもあり、なかなかうまく距離を取れずにいた。

 時節柄のドラマ撮影ということもあってか、上遠野警部(北村有起哉)や高橋刑事(佐藤寛太)がマスク姿で登場したことも印象的だった今回。ほかのファンもしっかりマスクを着けていて「Withコロナの世界」が描かれているようだった。そして物語の内容としても、実は“ソーシャルディスタンス(社会的距離)”が重要なテーマに。ストーカー・田畑(森永悠希)の行動は、アイドルとファンの“距離感を無視”してしまうことから起きてしまった出来事。そして苺も、「私はただの料理人ですから。ちゃんと線引きしておこうと思いまして」と、明智と“適切な距離感”を保つ努力をしている。

 こうした社会的テーマと作品の主題がバッチリ噛み合ったのは偶然かもしれない。しかし、SNSの誹謗中傷問題なども含め、距離感の問題がたびたび取り沙汰される現在において、本作が非常にキャッチーなストーリーを扱っていることは確かだ。そしてこともあろうに第7話では、マリアがココに“近づき”、殺人という“一線を超えてしまう”悲劇の展開を見せてしまう。ソーシャルディスタンスはことごとく逸脱され、みんなマリアファミリーの中へ……。林檎(志田未来)の発言が急に過激になったり、ココが急に堕天使になってしまったりするところを見ると、マリアには非常に強大な洗脳能力のようなものが備わっているのではないかと推測してしまう。

 ただならぬ存在感を放つマリアと出会うことで堕ちてゆく、複雑な女性の姿を志田未来や武田玲奈が繊細に演じきることで物語に深みが出ている『美食探偵』。第7話のラストでは、第4話で死んだかと思われた“みどり/れいぞう子”(仲里依紗)が衝撃の再登場を遂げ、マリアファミリーの一員となっていたことが明らかになる。明智に心を解放されたことで、殺人鬼と化してしまったマリア。そしてそのマリアの境遇に共鳴してしまう数多の女性たち。第8話の予告では、ついに苺の元にもマリアの影が迫る……。登場人物たちはみな、マリアの闇に引きずりこまれてしまうのか。圧倒的な善のキャラクターを担ってきた苺との対峙のなかに、小芝風花と小池栄子の演技の魅力が最大限に解き放たれるのではないかと期待が膨らむ。 (文=原航平)

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